三親等とは?範囲と具体例を家系図でやさしく解説

最終更新 by 家系図マニア
親等続柄家系図
三親等とは?範囲と具体例を家系図でやさしく解説

三親等(さんしんとう)とは、自分から親子関係を3回たどってつながる親族のことです。血族では、曽祖父母・曾孫・おじ・おば・甥・姪が該当します。「いとこも三親等では」と思われがちですが、共通の祖先まで2段上って2段下るため、いとこは四親等です。結婚の可否や勤め先の慶弔規定を確認するときは、呼び名ではなく親子関係をたどった回数で見分けます。

三親等の範囲(自分を中心とした家系図)
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三親等は、自分から親子関係を3回たどってつながる親族。曽祖父母・曾孫(直系)とおじ・おば・甥・姪(傍系)が含まれます。

三親等とは|意味と家系図での数え方

三親等(さんしんとう)とは、自分から親子関係を3回たどってつながる親族のことです。親等は、親子関係を1回たどるごとに1ずつ数える「関係の遠さの目盛り」で、民法726条に定められています。

三親等は、たどり方によって次の2種類に分かれます。

  • 直系の三親等 — まっすぐ上下に3世代離れた人(曽祖父母・曾孫)
  • 傍系の三親等 — 共通の祖先まで上って下りた数の合計が3になる人(おじ・おば・甥・姪)

親等そのものの数え方をおさらいしたい方は、親等の数え方|1〜6親等の早見表で直系・傍系・姻族の数え方をまとめて解説しています。

三親等の血族の範囲|直系と傍系の具体例

三親等の範囲と具体例を家系図で整理する図解

三親等の血族(自分と血のつながる人)を、直系・傍系に分けて整理します。

区分 続柄 数え方(親子関係をたどる回数)
直系尊属 曽祖父母 父母(1)→祖父母(2)→曽祖父母(3)
直系卑属 曾孫(ひまご) 子(1)→孫(2)→曾孫(3)
傍系 おじ・おば 父母(1)→祖父母(2)→おじ・おば(3)
傍系 甥・姪 きょうだい(2)→甥・姪(3)

続柄ごとの具体例は次のとおりです。

  • 曽祖父母(3親等・直系尊属) — 祖父母の父母。自分から3世代上の直系です。
  • 曾孫(3親等・直系卑属) — 孫の子。自分から3世代下の直系です。
  • おじ・おば(3親等・傍系) — 父母のきょうだい。祖父母まで2段上り、そこへ1段下りて3親等です。
  • 甥・姪(3親等・傍系) — 自分のきょうだいの子。父母まで1段上り、きょうだい・甥姪へ2段下りて3親等です。

三親等の姻族の範囲|配偶者を介してつながる三親等

三親等には、血族だけでなく姻族(配偶者を介してつながる親族)も含まれます。姻族は、配偶者を自分と同じ位置(0親等)とみなし、そこから血族と同じ要領で数えます。

三親等の姻族の代表例は次のとおりです。

  • 配偶者のおじ・おば — 配偶者から見て三親等の血族にあたる人。
  • 配偶者の甥・姪 — 配偶者のきょうだいの子。
  • 自分のおじ・おばの配偶者 — おじの妻、おばの夫など。
  • 自分の甥・姪の配偶者 — 甥の妻、姪の夫など。

三親等内が関わる場面|結婚・親族の範囲との関係

「三親等内」という線引きは、いくつかの法律の場面で使われます。代表的なものを押さえておきましょう。

  • 結婚(婚姻)の制限 — 民法734条では、直系血族と3親等内の傍系血族は結婚できないと定めています。つまり、おじと姪、おばと甥は結婚できません。一方、いとこ(4親等)は3親等を超えるため結婚できます。さらに民法735条により、直系姻族(配偶者の父母・祖父母・曽祖父母など)とも結婚できません(離婚で姻族関係が終わった後も同様)。逆に、おじ・おばの配偶者などの傍系姻族には、この制限はありません。なお養子縁組がある場合は扱いが変わることがあるため、個別に確認しましょう。
  • 親族の範囲 — 前述のとおり、姻族は3親等内までが民法上の親族です。
  • 慶弔休暇・扶養などの社内規定 — 勤め先の規定で「三親等内の親族」と範囲が示されることがあります。誰が当てはまるかは、家系図でたどると確実です。

二親等・四親等との違いを並べて確認したい方は、親等の数え方|1〜6親等の早見表の早見表が便利です。

三親等を家系図テンプレートで確かめる方法|エディタで範囲を見える化

三親等の範囲は、頭の中だけで判断すると、おじ・おばと大おじ・大おば、いとこと甥・姪などを取り違えやすくなります。家系図に描いて世代の段をそろえると、「親子関係を何回たどるか」が目で見て分かり、三親等の内・外をはっきり線引きできます。確かめるときのポイントは3つです。

  • 自分を中心に上下3世代まで並べる — 直系の三親等(曽祖父母・曾孫)が一目で分かります。
  • 傍系は共通の祖先から枝分かれさせる — おじ・おば、甥・姪が三親等に収まることを確認できます。
  • 関係を線で正しく描き分ける — 親子・婚姻・養子などを線の種類で区別すると、血族と姻族の三親等も整理できます。

本サイトの家系図エディタは、人物を置いて関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)でつなぐだけで、世代の段がそろった家系図を作れます。三親等にあたる親族を実際に並べてみると、範囲の内・外が腑に落ちるはずです。和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、仏壇に飾れる本格的な仕上がりにできます。登録は不要です。

書類での続柄の読み方・書き方は、続柄の読み方・書き方 完全ガイドで記入例つきで解説しています。

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関係線の引き方をもっと詳しく知りたい方は、家系図の書き方完全ガイドを参考にしてください。

三親等の範囲まとめ|迷ったときの確認順

迷ったときは、まず血族か姻族かを分け、次に自分または配偶者から親子関係を何回たどるかを数えます。結婚の可否を判断する場合は「三親等」という数字だけでなく、直系・傍系・姻族のどれにあたるかまで確認することが大切です。慶弔休暇などに使う場合は、親等を確かめたうえで、最後に勤め先の規定と照らし合わせてください。

よくある質問

三親等とは何ですか?
三親等は、自分から親子関係を3回たどってつながる親族です。直系では曽祖父母(3世代上)と曾孫(3世代下)、傍系ではおじ・おば(父母のきょうだい)と甥・姪(きょうだいの子)が三親等にあたります。
三親等に含まれる人は誰ですか?
血族では曽祖父母・曾孫・おじ・おば・甥・姪が三親等です。姻族では、配偶者のおじ・おば・甥・姪や、自分のおじ・おば・甥・姪の配偶者が三親等にあたります。いとこは四親等のため含まれません。
いとこは三親等ですか?
いとこは三親等ではなく、四親等です。共通の祖先である祖父母まで2段上り、そこからいとこまで2段下りて、合計4親等になります。三親等に含まれるのは、おじ・おばや甥・姪までです。
三親等内は結婚できますか?
三親等内の傍系血族は結婚できません(民法734条)。具体的には、おじと姪、おばと甥は結婚できません。一方、いとこは四親等で三親等を超えるため、いとこ同士は結婚できます。また、配偶者の曽祖父母などの直系姻族とも結婚できません(民法735条)が、おじ・おばの配偶者などの傍系姻族には制限はありません。
三親等の姻族とは誰ですか?
配偶者を介してつながる三親等の親族です。配偶者のおじ・おば・甥・姪や、自分のおじ・おば・甥・姪の配偶者が当てはまります。民法では3親等内の姻族までが親族の範囲とされています。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。