親等の数え方とは?1〜6親等の早見表を家系図でやさしく解説

最終更新 by 家系図マニア
親等続柄家系図
親等の数え方とは?1〜6親等の早見表を家系図でやさしく解説

この記事で分かること

  • 親等とは何か、家系図での数え方の基本ルール
  • 直系・傍系・配偶者・姻族それぞれの数え方の違い
  • 1〜6親等の早見表(血族・姻族の具体例つき)
  • いとこ・おじおば・はとこなど迷いやすい続柄の親等
  • 親等が相続や結婚の場面でどう使われるか

戸籍を集めて家系図を作り始めたころに多いのが、きょうだいを「1親等」だと思い込む勘違いです。自分から相手へ横にたどって数えてしまうのが原因で、傍系の親等でつまずいたという方は少なくありません。実際には、親子関係を1回たどるごとに1親等と数えるだけのシンプルなルールですが、傍系だけは「共通の祖先まで上ってから下りる」という一手間が必要になります。

親等の数え方(自分を中心とした家系図)
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親子関係を1回たどるごとに1親等。直系は世代の数、傍系は共通の祖先まで上って下りた合計で数えます。

親等とは|家系図での意味と数え方の基本

親等(しんとう)とは、自分と親族との関係の遠さを表す数字です。民法726条に定められた数え方で、相続・結婚・扶養など、続柄を客観的に示す必要がある場面で使われます。

数え方の基本は、たったひとつです。

  • 親子関係を1回たどるごとに1親等を数える

たとえば、自分から父母へは親子関係を1回たどるので1親等、父母から祖父母へさらに1回たどるので、自分から祖父母へは2親等です。数字が小さいほど近い関係、大きいほど遠い関係を表します。

親等の数え方|直系・傍系・配偶者・姻族の違い

親等の数え方と1〜6親等の早見表を整理する図解

親等の数え方は、相手が直系か傍系か血族か姻族かで少し変わります。といっても、基本ルール(親子関係を1回で1親等)は共通です。

区分 数え方
直系血族 自分から相手まで世代の数を数える 父母=1、祖父母=2、曽祖父母=3
傍系血族 共通の祖先まで上り、そこから相手まで下りた数を合計 きょうだい=2、おじ=3、いとこ=4
配偶者 親等では数えない(説明上は本人と同じ位置として扱う。便宜上「0親等」と呼ぶこともある) 夫・妻
姻族 配偶者を起点に、血族と同じ要領で数える 配偶者の父母=1、配偶者のきょうだい=2

ポイントを順に押さえましょう。

  • 直系(まっすぐ上下につながる関係)は、世代の数がそのまま親等です。
  • 傍系(共通の祖先から枝分かれする関係)は、いったん共通の祖先まで上ってから相手まで下りるのがコツです。きょうだいなら、共通の祖先である父母まで1段上り、そこからきょうだいへ1段下りて合計2親等になります。
  • 配偶者は親等で数えません。夫婦は一心同体とみなされ、説明の便宜上、本人と同じ位置(0親等と呼ぶこともあります)に置きます。
  • 姻族(配偶者の血族や、血族の配偶者)は、配偶者を自分と同列とみなし、そこから血族と同じ要領で数えます。

親等の早見表|1〜6親等の血族と3親等内の姻族

ここまでの数え方をもとに、1〜6親等を一覧にまとめます。血族(自分と血のつながる人)と姻族(配偶者を介してつながる人)を並べて確認できます。

親等 血族(直系・傍系) 姻族(配偶者を介する)
1親等 父母/子 配偶者の父母/子の配偶者
2親等 祖父母/孫/きょうだい 配偶者の祖父母・きょうだい/孫の配偶者/きょうだいの配偶者
3親等 曽祖父母/曾孫/おじ・おば/甥・姪 配偶者のおじ・おば、甥・姪/おじ・おば、甥・姪の配偶者
4親等 高祖父母/玄孫/いとこ/大おじ・大おば(祖父母のきょうだい)/姪孫(甥・姪の子) 4親等以上の姻族は民法上の親族に含まれない
5親等 いとこの子(従甥・従姪)/高祖父母の親 同上(親族の範囲外)
6親等 はとこ(再従兄弟姉妹)/いとこの孫 同上(親族の範囲外)

迷いやすい続柄をいくつか取り出して、数え方を確かめてみましょう。

  • きょうだい(2親等) — 父母まで1段上り、きょうだいへ1段下りて、合計2親等。
  • おじ・おば(3親等) — 祖父母まで2段上り、おじ・おばへ1段下りて、合計3親等。
  • いとこ(4親等) — 祖父母まで2段上り、いとこへ2段下りて、合計4親等。
  • 大おじ・大おば(4親等) — 曽祖父母まで3段上り、祖父母のきょうだいへ1段下りて、合計4親等。
  • はとこ(6親等) — 曽祖父母まで3段上り、はとこへ3段下りて、合計6親等。

血族の具体的な呼び方は家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧、4親等の傍系の代表例である大おじ・大おばは大叔父・大叔母とは|祖父母のきょうだいの呼び方でくわしく解説しています。

親等を間違えやすい続柄|いとこ・おじ・はとこの数え方

親等の数え方でつまずきやすいのは、傍系で世代がずれる続柄です。代表的なものを整理します。

  • いとこは4親等 — 「2親等」「3親等」と誤解されがちですが、共通の祖先(祖父母)まで2段、そこから2段下りて4親等です。くわしくはいとこを家系図で書く方法|続柄・数え方・親等をご覧ください。
  • おじ・おばは3親等、甥・姪も3親等 — どちらも一方が一世代ずれた傍系で、3親等です。
  • 大おじ・大おば(祖父母のきょうだい)は4親等 — 「おじ・おば」と名前が似ていますが、世代が一つ上なので3親等ではなく4親等になります。
  • はとこは6親等 — 「4親等」とする説明が見られますが誤りです。共通の祖先は曽祖父母で、6親等が正解です。

親等を家系図テンプレートで確かめる方法|エディタで世代を見える化

親等は、頭の中だけで数えようとすると上り下りの段数を見失いがちです。家系図に描いて世代の段をそろえると、共通の祖先までの距離が目で見て分かり、数え間違いを防げます。確かめるときのポイントは3つです。

  • 自分を中心に上下へ世代を並べる — 直系の親等(世代の数)がそのまま読み取れます。
  • 傍系は共通の祖先から枝分かれさせる — 「上って下りる」の段数が一目で分かります。
  • 関係を線で正しく描き分ける — 親子・婚姻・養子などを線の種類で区別すると、血族と姻族の違いも整理できます。

本サイトの家系図エディタは、人物を置いて関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)でつなぐだけで、世代の段がそろった家系図を作れます。親等を数えたい親族を実際に並べてみると、早見表の数字が腑に落ちるはずです。和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、仏壇に飾れる本格的な仕上がりにできます。登録は不要です。

書類での続柄の読み方・書き方は、続柄の読み方・書き方 完全ガイドで記入例つきで解説しています。

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関係線の引き方をもっと詳しく知りたい方は、家系図の書き方完全ガイドもご覧ください。

親等の数え方でつまずきやすい点

  • 傍系を「自分から直接」数えてしまう — きょうだいを1親等と数えるのはよくある間違いです。必ず共通の祖先まで上り、そこから下りた世代数を合計します。
  • いとこを2〜3親等だと思い込む — いとこは共通の祖先(祖父母)まで2段、そこから2段下りるため4親等です。おじ・おば(3親等)と混同しやすいので注意します。
  • 配偶者を1親等として数えてしまう — 配偶者は親等で数えず、便宜上0親等として扱います。義父母(1親等の姻族)と取り違えないようにします。
  • はとこの親等を「4親等」と誤って覚える — はとこは共通の祖先が曽祖父母になるため6親等です。いとことの違いを、共通の祖先の世代でチェックすると間違いを防げます。

よくある質問

親等とは何ですか?
親等は、自分と親族との関係の遠さを表す数字です(民法726条)。親子関係を1回たどるごとに1親等を数え、数字が小さいほど近い関係を表します。相続・結婚・扶養など、続柄を客観的に示す場面で使われます。
親等はどう数えますか?
基本は『親子関係を1回たどるごとに1親等』です。直系(親・子・祖父母など)は世代の数がそのまま親等になります。傍系(きょうだい・おじ・いとこなど)は、共通の祖先まで上った世代数と、そこから相手まで下りた世代数を合計して求めます。
配偶者は何親等ですか?
配偶者は親等で数えません。夫婦は一心同体とみなされ、説明の便宜上、本人と同じ位置(0親等と呼ぶこともあります)として扱います。配偶者の父母やきょうだいなどの姻族は、配偶者を自分と同じ位置とみなし、そこから血族と同じ要領で数えます。
いとこは何親等ですか?
いとこは4親等です。共通の祖先である祖父母まで2世代上り、そこからいとこまで2世代下りて、合計4親等になります。2親等や3親等とするのは誤りです。
民法上の親族は何親等までですか?
民法725条では、親族の範囲を『6親等内の血族』『配偶者』『3親等内の姻族』と定めています。血族ははとこ(6親等)まで、姻族は3親等までが法律上の親族です。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。