続柄「他人・友人・知人」の書き方|同居人・連帯保証人・大家はどう書く

この記事で分かること
- 続柄「他人」とは|友人・知人・同居人の位置づけと家系図での境界
- 他人・友人・知人を書類でどう書くか(住民票は「同居人」など)
- 連帯保証人・緊急連絡先の続柄の書き方|「友人」「知人」でよい
- 大家(家主)との関係を書類でどう書くか
- 他人の続柄で間違えやすいポイントと、家系図での整理
友人とルームシェアをして住民票を出しに行ったとき、続柄の欄でふと手が止まった、という経験をした方は少なくありません。血のつながりも結婚のつながりもない相手をどう書けばいいのか分からず、窓口で聞いてはじめて「同居人」という言葉を知った、という声もよく聞きます。
家系図で言えば、他人とは親子線(実線)や配偶者線(二重線)のどれにもつながらない、親族の輪の外にいる人です。友人・知人・同居人・連帯保証人・大家まで、書類によって書き方が変わる点を整理します。
目次
続柄「他人」とは|友人・知人・同居人の位置づけ
続柄でいう「他人」とは、自分と血のつながり(血族)も結婚によるつながり(姻族)もない人を指します。友人・知人・恋人・職場の同僚・大家などがこれにあたります。家系図でいえば、親子線(実線)でも配偶者線(二重線)でもつながらない、親族の輪の外にいる人です。
ここで押さえておきたいのが、法律上の「親族」の範囲です。民法では、親族を六親等内の血族・配偶者・三親等内の姻族と定めています(民法725条)。この範囲に入らない人は、どれだけ親しくても法律上は「他人」として扱われます。
| 呼び方 | 関係 | 続柄の扱い |
|---|---|---|
| 友人 | 親しいが血縁・婚姻なし | 他人(同居なら同居人) |
| 知人 | 顔見知り程度の間柄 | 他人 |
| 同居人 | 親族でない同居者 | 住民票で「同居人」 |
| 大家・家主 | 賃貸物件の所有者 | 他人(契約上の相手) |
「他人」というと冷たい響きに感じますが、書類の世界では親族かどうかを区別するための言葉にすぎません。友人や恋人であっても、戸籍や血縁でつながっていなければ続柄上は他人として扱う、と理解しておくと迷いません。続柄全体の考え方は続柄とは?意味と書き方をわかりやすく解説にまとめています。
他人・友人・知人の続柄の書き方|書類別

他人の続柄は、書類によって書き方が変わります。とくに住民票は、日常の「友人」とは違う言葉で記載されるため注意が必要です。
| 書類 | 他人の書き方 | 補足 |
|---|---|---|
| 住民票 | 同居人 | 親族でない同居者は「同居人」 |
| 賃貸の申込書 | 友人・知人・同僚 など | 本人から見た関係を書く |
| 緊急連絡先 | 友人・知人 | 続柄欄に間柄を記入 |
| アンケート等 | 友人・知人 | 日常の呼び方でよい |
住民票では、同じ世帯に親族でない人がいる場合、その人の続柄は「同居人」と記載されます。恋人や友人とルームシェアをしていて世帯を一つにしているなら、続柄は同居人になるということです。自治体によって運用が異なる場合もあるため、迷ったら窓口で確認すると確実です。
連帯保証人・緊急連絡先の続柄の書き方
お部屋探しや契約の場面では、連帯保証人や緊急連絡先の続柄欄に他人を書くことがあります。このときは、本人から見た関係(間柄)をそのまま書くのが基本です。
- 友人が保証人・連絡先のとき → 続柄欄に「友人」
- 職場の上司・同僚のとき → 「上司」「同僚」「勤務先」
- 知人のとき → 「知人」
連帯保証人と緊急連絡先は役割が異なります。連帯保証人は、借主が家賃を滞納した場合などに代わって支払う義務を負う人です。一方、緊急連絡先は、借主に連絡が取れないときの連絡のための相手で、金銭的な責任は原則ありません。
| 項目 | 連帯保証人 | 緊急連絡先 |
|---|---|---|
| 役割 | 家賃滞納時に代わって支払う | 連絡が取れないときの窓口 |
| 金銭的責任 | あり | 原則なし |
| なれる人 | 親族が求められやすい | 友人・知人・上司でも可 |
大家・家主の続柄|賃貸契約での書き方
賃貸契約に関わる書類で、大家(家主)との関係を書く欄が出てくることがあります。大家は物件を貸す側で、借主とは契約上の相手にあたります。血縁・婚姻のつながりはないため、続柄としては他人です。
- 借主から見て大家は「家主」「貸主」と書く
- 大家から見て借主は「借主」「賃借人」と書く
- 親族が経営する物件を借りる場合は、実際の続柄(叔父・伯母など)を書くこともある
親が所有するアパートに子が住むなど、大家と借主が親族というケースもあります。その場合は契約や手続きに応じて、実際の続柄(父・叔父など)を書く場面も出てきます。親族の呼び方の一覧は家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧にまとめています。
他人の続柄で間違えやすいポイント
他人の続柄でとくに迷いやすいケースを整理します。
- 友人との同居は「友人」ではなく「同居人」 — 住民票では、親族でない同居者は続柄が「同居人」になります。日常の「友人」とは記載が異なる点に注意します。
- 恋人・パートナーも戸籍上は他人 — 婚姻届を出していない恋人は、どれだけ親しくても続柄上は他人です。事実婚の実態があれば「未届」での申し出ができます。
- 「他人」は親しさではなく親族関係の有無で決まる — 親友でも、血縁・婚姻でつながっていなければ続柄は他人です。逆に疎遠でも、血のつながりがあれば親族です。
- 書類によって「友人」と書ける欄もある — 賃貸の申込書や緊急連絡先では「友人」「知人」とそのまま書きます。住民票だけが「同居人」と特別、と覚えると混乱しません。
他人・同居人を家系図で整理する方法
他人(友人・同居人)が家族と同じ住まいにいるとき、家系図で親族との境界を整理しておくと、住民票や契約書類で続柄に迷ったときの確認に役立ちます。書くときのポイントは3つです。
- 親族は線でつなぐ — 本人と血族は親子線(実線)、配偶者は配偶者線(二重線)で結びます。
- 他人は線でつながない — 友人・同居人は、どの関係線でも結ばずに離して配置します。これだけで「親族の輪の外」だと一目で分かります。
- 間柄をメモに残す — 名前の下に「友人」「同居人」と書き添えておくと、書類を書くときにそのまま参照できます。
本サイトの家系図エディタは、親子線(実線)・配偶者線(二重線)で親族を結び、関係線でつながない人物も自由に配置できます。和紙・免許状風のテンプレートで仕上げられるので、親族と他人の境界を確かめる下書きとしても便利です。登録は不要です。
続柄「他人」の書き方でつまずきやすい点
- 大家が親族であっても契約書類では慣習で「家主」とだけ書き、実際の続柄(叔父など)を書き忘れてしまう
- 連帯保証人と緊急連絡先を混同し、責任の重さが違う相手を同じ感覚の続柄欄の書き方で済ませてしまう
- 事実婚の実態があるのに住民票を「同居人」のままにしていて、「夫(未届)」「妻(未届)」への変更を申し出ていない
- 続柄を親しさの感覚で判断してしまい、法律上の親族にあたるかどうかという基準を見落とす
よくある質問
友人と同居している場合、住民票の続柄は何になりますか?
賃貸契約の保証人が友人のとき、続柄はどう書きますか?
緊急連絡先に他人を書いても大丈夫ですか?
恋人と暮らしている場合の続柄は?
他人でも相続人になれますか?
AUTHOR
家系図マニア
祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。