家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧|おじ・はとこ・親等まで

この記事で分かること
- 親族の呼び方・続柄を家系図の位置で整理する方法
- 直系・傍系・姻族の呼び方早見表(読み方・親等つき)
- 伯父と叔父、はとこ・いとこの子など迷いやすい呼称の違い
- 相続でも使う「親等」の数え方
- 家系図に続柄を正しく書き込むコツ
直系は父母(1親等)から祖父母(2親等)、曽祖父母(3親等)と1親等ずつ増え、傍系はおじ・おばが3親等、いとこが4親等、はとこが6親等——親族の呼び方は、この位置と親等の対応さえつかめれば、早見表で大半の疑問が解決します。「父のいとこの子は、自分から見て何と呼ぶの?」「伯父と叔父はどう書き分けるの?」といった質問も、位置を確かめれば迷いません。
以下では、家系図で見る親族の呼び方・続柄を、直系・傍系・姻族に分けて一覧にしています。まず早見表で位置と親等を確認してから、伯父と叔父の書き分けなど迷いやすい呼称を順に見ていきます。
目次
家系図で見る親族の呼び方・続柄とは|まず押さえる3つの軸
親族の呼び方を整理するには、次の3つの軸を知っておくと迷いません。
- 直系か傍系か — 自分の上下にまっすぐ連なるのが直系(親・祖父母・子・孫など)、共通の祖先から横へ枝分かれするのが傍系(おじ・おば・甥・姪・いとこなど)です。
- 血族か姻族か — 血のつながりがあるのが血族、結婚によって親族になったのが姻族(配偶者の父母や兄弟姉妹など)です。
- 親等(しんとう) — 自分からその人まで、親族関係をたどるときに通る親子関係の数を表す数字です。相続や法律の場面で続柄を示すときに使います。
親族の呼び方・続柄一覧|家系図で見る早見表

家系図の位置ごとに、親族の呼び方・読み方・親等をまとめました。まずは自分の上下にまっすぐ連なる直系から見ていきます。
直系の呼び方一覧(祖父母〜孫)
| 呼び方 | 読み方 | あなたとの関係 | 親等 |
|---|---|---|---|
| 父・母 | ちち・はは | 自分の親 | 1親等 |
| 祖父・祖母 | そふ・そぼ | 親の親 | 2親等 |
| 曽祖父・曽祖母 | そうそふ・そうそぼ | 祖父母の親(ひいおじいさん・ひいおばあさん) | 3親等 |
| 高祖父・高祖母 | こうそふ・こうそぼ | 曽祖父母の親 | 4親等 |
| 子 | こ | 自分の子 | 1親等 |
| 孫 | まご | 子の子 | 2親等 |
| 曽孫 | そうそん(ひまご) | 孫の子 | 3親等 |
| 玄孫 | やしゃご(げんそん) | 曽孫の子 | 4親等 |
自分より上の世代(父母・祖父母など)を直系尊属(ちょっけいそんぞく)、下の世代(子・孫など)を直系卑属(ちょっけいひぞく)と呼びます。相続の場面でよく出てくる言葉です。
傍系の呼び方一覧(おじ・甥・いとこなど)
兄弟姉妹や、そこから枝分かれする親族が傍系です。家系図では、自分の横や斜めに位置します。
| 呼び方 | 読み方 | あなたとの関係 | 親等 |
|---|---|---|---|
| 兄・弟・姉・妹 | あに・おとうと・あね・いもうと | 自分の兄弟姉妹 | 2親等 |
| 伯父・叔父/伯母・叔母 | おじ/おば | 親の兄弟姉妹 | 3親等 |
| 甥・姪 | おい・めい | 兄弟姉妹の子 | 3親等 |
| いとこ(従兄弟姉妹) | いとこ | 親のきょうだいの子 | 4親等 |
| 大伯父・大叔父/大伯母・大叔母 | おおおじ/おおおば | 祖父母の兄弟姉妹 | 4親等 |
| 姪孫 | てっそん | 甥・姪の子 | 4親等 |
| いとこの子(従甥・従姪) | じゅうせい・じゅうてつ | いとこの子 | 5親等 |
| はとこ(再従兄弟姉妹) | はとこ(ふたいとこ) | 親同士がいとこの関係にある人 | 6親等 |
姻族(配偶者側)の呼び方一覧
結婚によって親族になった人を姻族(いんぞく)と呼びます。配偶者本人には親等がなく、その親族を数えるときに姻族の親等を使います。
| 呼び方 | あなたとの関係 | 親等(姻族) |
|---|---|---|
| 夫・妻(配偶者) | 結婚した相手 | なし(親等では数えない) |
| 義父・義母 | 配偶者の父母 | 1親等 |
| 義兄・義姉・義弟・義妹 | 配偶者の兄弟姉妹 | 2親等 |
| 婿・嫁 | 子の配偶者 | 1親等 |
家系図で見る世代別の親族の呼び方|尊属・同世代・卑属
呼び方は、自分と同じ世代・上の世代・下の世代で整理すると覚えやすくなります。
- 上の世代(尊属) — 父母・おじおば(同じ高さ)/祖父母・大おじ大おば(さらに上)。世代が上がるほど「祖」「曽」「高」と字が重なっていきます。
- 同じ世代 — 兄弟姉妹・いとこ・はとこ。きょうだいから横に離れるほど「いとこ」「はとこ」と血のつながりが遠くなります。
- 下の世代(卑属) — 子・甥姪(同じ高さ)/孫・姪孫(さらに下)。上の世代と対称の関係になっています。
家系図で迷いやすい親族の呼び方|はとこ・いとこの子・大叔父
ここでは、特に質問の多い呼び方を取り上げます。それぞれの詳しい解説は、今後の個別記事でも掘り下げていく予定です。
- はとこ — 親同士がいとこにあたる関係で、「ふたいとこ」「再従兄弟姉妹」とも呼びます。共通の祖先は曽祖父母で、親等は6親等です。
- いとこの子 — 自分のいとこの子どもで、5親等にあたります。「従甥(じゅうせい)・従姪(じゅうてつ)」や「いとこ違い」と呼ばれることもあります。
- 大叔父・大伯父 — 祖父母の兄弟姉妹で、4親等です。祖父母の兄・姉なら「大伯父・大伯母」、弟・妹なら「大叔父・大叔母」と書き分けます。
- 高祖父母 — 曽祖父母のさらに親、つまり自分から4代上の直系尊属で、4親等です。
これらは言葉だけでは関係をたどりにくいため、家系図で共通の祖先からの位置を確認するのが確実です。
家系図でたどる親等の数え方|続柄を数字で表す(相続でも使う)
親等は、続柄を客観的に示す数字で、相続人の範囲を判断する場面などで使います。数え方には2つのルールがあります。
- 直系は世代の数を数える — 自分から目的の人まで、世代をひとつたどるごとに1を足します。父母は1親等、祖父母は2親等です。
- 傍系は共通の祖先まで上って、下りる — いったん共通の祖先までさかのぼり、そこから目的の人まで下りた世代数を合計します。
家系図に続柄を書き込むコツ|関係線の描き分け
調べた続柄は、家系図に書き込むことで一枚にまとまり、家族や次の世代に正確に伝えられます。書き込むときのポイントは3つです。
- 人物に続柄を添える — 名前の下に「祖父」「伯母」などの続柄を小さく記すと、誰から見た関係かが明確になります。
- 世代をそろえて並べる — 同じ世代を横一列にそろえると、続柄が位置で読み取れます。
- 関係を線で描き分ける — 関係の種類に応じて線を変えると、複雑な家族関係も正確に伝わります。
系統図で広く使われる標準的な記法では、関係線を次のように描き分けます。
| 関係 | 線の種類 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 親子 | 実線 | 夫婦を結ぶ線の中点から、子へ向けて下ろします |
| 配偶者(婚姻) | 二重線 | 夫婦を横に並べ、二重の横線で結びます |
| 離婚(元配偶者) | 二重斜線 | 配偶者の二重線に斜線を重ね、離婚を示します |
| 養子 | 破線 | 実の親子(実線)と区別するため、破線で結びます |
線の意味を統一しておくと、養子や離婚といった続柄も含めて、関係を正確に読み取れる家系図になります。関係線の引き方は家系図の書き方完全ガイドで図とともに詳しく解説しています。
本サイトの家系図エディタは、ここで紹介した続柄や関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)をそのまま選んで描けるよう作られています。人物を置いて線で結ぶだけで、続柄が整った家系図ができあがります。和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、仏壇に飾れる本格的な仕上がりにできます。登録は不要です。
親族の呼び方で次に読む記事
関係が遠い親族ほど、言葉だけで覚えるより家系図の位置で確認するほうが確実です。
- 子孫方向の呼び方は、玄孫・来孫とはで世代の順番を整理しています。
- 親のいとこ周辺で迷う場合は、親のいとこは何と呼ぶ?をご覧ください。
- 続柄全体を一覧で確認したい場合は、続柄一覧図が早見表として使えます。
- 書類での書き方に進む場合は、続柄の読み方・書き方 完全ガイドに記入例をまとめています。
呼び方に迷ったら、まず直系・傍系・姻族のどこに位置するかを確かめ、伯父と叔父のような年上・年下の書き分けに注意しながら、遠い親族は親等の数字で裏付けるとよいでしょう。言葉だけで覚えようとせず家系図の位置をたどれば、ご先祖から自分までのつながりが身近に感じられます。
よくある質問
伯父と叔父の違いは何ですか?
はとこは何親等ですか?
いとこの子は自分から見て何と呼びますか?
親等はどうやって数えますか?
配偶者の家族は親族に含まれますか?
AUTHOR
家系図マニア
祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。