市役所・役所で戸籍を取る手順と値段|窓口の流れを解説

最終更新 by 家系図マニア
戸籍家系図広域交付
市役所・役所で戸籍を取る手順と値段|窓口の流れを解説

この記事で分かること

  • 戸籍をどこの役所で取れるか(本籍地・広域交付)
  • 役所の窓口で戸籍を取る手順(受付から受け取りまで)
  • 戸籍謄本・除籍・附票など種類別の値段(手数料)
  • 窓口で必要なもの(本人確認書類・委任状)
  • 取った戸籍を家系図に活かす方法

はじめて役所の窓口で祖父の戸籍を請求したとき、返ってきたのは「この市には、その戸籍はありません」という一言でした。祖父はすでに転籍していて、案内されたのは別の市の役所。窓口での手続き自体は10分ほどで終わるのに、行き先を間違えると半日が消えます。

役所で戸籍を取るときに効くのは、窓口での作法よりもどの役所がその戸籍を持っているかの事前確認です。値段のほうは分かりやすく、取り方ではなく種類で決まります。戸籍謄本450円、除籍謄本・改製原戸籍750円、戸籍の附票300円前後が目安です。郵送やコンビニでの取り方は戸籍謄本の取り方で別に整理しています。

役所で集めた戸籍から作る家系図
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取得した戸籍をつなぐと、先祖から自分までの流れや養子縁組の有無を整理できます。

役所で戸籍を取るとは|取れる場所と証明書の種類

戸籍は、市区町村の役所(市役所・区役所・町村役場)の窓口で取得できます。担当はおもに「市民課」「戸籍課」「住民課」などです。取れる場所は、次の2通りに整理できます。

取れる場所 内容 ポイント
本籍地の役所 本籍を置いている市区町村の窓口 すべての種類を取得できる
本籍地以外の役所 広域交付制度を使う 本籍地以外の窓口でも請求できる(対象・範囲に条件あり)

2024年3月から始まった広域交付を使えば、本籍地が遠方でも、お住まいの市区町村の窓口で戸籍を請求できるようになりました。ただし対象は戸籍謄本(全部事項証明)・除籍謄本・改製原戸籍などに限られ、戸籍抄本(個人事項証明)や戸籍の附票は対象外です。これらは本籍地の役所で取得します。制度のくわしい使い方は戸籍の広域交付制度とはで解説しています。

窓口で取れる証明書には、現在の戸籍(戸籍謄本・抄本)のほか、除籍謄本、改製原戸籍、戸籍の附票などがあります。家系図づくりでは、これらをさかのぼって集めることになります。

役所の窓口で戸籍を取る手順|受付から受け取りまで

市役所の窓口で戸籍を取る手順と手数料のイメージ

本籍地の窓口で取る場合、手続きはおおむね次の流れで進みます。混雑していなければ、その場で受け取れることが多いです。

役所の窓口で戸籍を取る流れ
STEP 1
担当窓口で受付・整理券を取る
  • 市民課・戸籍課などの窓口へ行き、整理券があれば取って順番を待ちます。
STEP 2
交付請求書に記入する
  • 備え付けの請求書に、本籍・筆頭者・必要な種類と通数・使いみちを記入します。本籍が不確かなときは住民票(本籍記載)で確認できます。
STEP 3
本人確認書類を提示する
  • マイナンバーカードや運転免許証などで本人確認を受けます。代理の場合は委任状も提出します。
STEP 4
手数料を支払い受け取る
  • 呼び出されたら内容を確認し、手数料を支払って受け取ります。記載に不足がないかその場で確認しましょう。

広域交付で本籍地以外の窓口を使う場合は、請求できるのが本人・配偶者・直系の親子などに限られ、その場で取得できない(後日交付になる)こともあります。急ぐときは事前に窓口へ確認しておくと安心です。

役所で戸籍を取るときの値段|種類別の手数料一覧

気になる値段(手数料)は、取り方ではなく証明書の種類で決まります。窓口・郵送・広域交付のいずれでも、証明書1通あたりの交付手数料は同じです(郵送の場合は、これとは別に送料や定額小為替の発行手数料がかかります)。

証明書の種類 値段(1通) 内容
戸籍謄本(全部事項証明) 450円 現在の戸籍
戸籍抄本(個人事項証明) 450円 現在の戸籍の一部
除籍謄本 750円 全員が抜けた戸籍
改製原戸籍 750円 法改正前の戸籍
戸籍の附票 300円前後 住所の移り変わりの記録(自治体差あり)

附票など一部の手数料は自治体によって差があります。家系図づくりで何代もさかのぼると、除籍・改製原戸籍(1通750円)が複数必要になり、合計で数千円になることもあります。必要な通数をあらかじめ見積もっておくとよいでしょう。

役所で戸籍を取るときに必要なもの|本人確認・委任状

窓口へ行く前に、次のものをそろえておくと一度で済みます。

必要なもの 補足
本人確認書類 マイナンバーカード・運転免許証など顔写真付きが確実
手数料(現金) 種類と通数に応じた金額
委任状 本人・配偶者・直系以外が代理で取るとき
本籍の分かるもの 本籍記載の住民票など(本籍が不確かなとき)

戸籍は、原則として本人・配偶者・直系の親族(親子・祖父母・孫など)が請求できます。きょうだいや、それ以外の人が取る場合は、委任状や、相続など正当な理由を示す書類が必要になることがあります。

役所で取った戸籍を家系図に活かす|調べ方とツール

戸籍は、家系図づくりの出発点になる一次資料です。現在の戸籍から除籍・改製原戸籍へとさかのぼり、親子・夫婦のつながりを読み取って図に起こしていきます。

戸籍を家系図にどう起こすかは、戸籍から家系図を作る方法でくわしく解説しています。読み取ったつながりは、作成ツールを使えばそのまま図にできます。

本サイトの家系図エディタは、男性を□・女性を○で表し、親子を実線、夫婦を二重線で結ぶ作りになっています。戸籍から読み取った人物を足していけば、線が自動でつながり、数世代の家系図をすばやく組み立てられます。和紙テンプレートにも対応し、PDFや画像で書き出せます。登録は不要で、ブラウザですぐに始められます。

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戸籍をもとに家系図を作ってみる
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市役所で戸籍を取るときにつまずきやすい点

実際に窓口へ行って空振りするのは、たいてい次の4つのどれかです。

  • 本籍地の役所を間違える — 転籍していると、以前住んでいた市の役所には戸籍が残っていません。行く前に電話で「この本籍の戸籍はありますか」と聞くのが確実です
  • 通数が足りない — 提出先ごとに原本を求められることがあります。何通必要かを先に確認しておきます
  • 傍系の戸籍を頼んでしまう — 兄弟姉妹やおじ・おばの戸籍は直系ではないため、委任状や正当な理由が必要です
  • 手数料の持ち合わせが足りない — さかのぼると通数が増えます。除籍謄本・改製原戸籍は1通750円が目安なので、数代分だと数千円になります

家系図づくりでさかのぼるなら、窓口で「たどれるだけまとめてください」と伝えるのが近道です。取れた戸籍から、つながりを図に起こしていきましょう。

よくある質問

市役所で戸籍を取るといくらかかりますか?
値段は証明書の種類で決まります。現在の戸籍謄本・抄本は1通450円、除籍謄本・改製原戸籍は1通750円、戸籍の附票は300円前後(自治体差あり)が目安です。家系図づくりで何代もさかのぼると、除籍・改製原戸籍が複数必要になり合計で数千円になることもあります。
本籍地が遠くても近くの役所で戸籍を取れますか?
2024年3月から始まった広域交付を使えば、本籍地以外の市区町村の窓口でも戸籍を請求できます。ただし請求できるのは本人・配偶者・直系の親子などに限られ、その場で交付されず後日になることもあります。急ぐときは事前に窓口へ確認すると安心です。
役所で戸籍を取るのに必要なものは何ですか?
顔写真付きの本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)と、手数料分の現金が基本です。本人・配偶者・直系以外が代理で取る場合は委任状が必要です。本籍が不確かなときは、本籍記載の住民票を用意しておくとスムーズです。
戸籍はその場で受け取れますか?
本籍地の窓口なら、混雑していなければその場で受け取れることがほとんどです。一方、広域交付で本籍地以外の窓口を使う場合は、確認に時間がかかり後日交付になることがあります。時間に余裕をもって出向くのがおすすめです。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。