【図解】養子の家系図の書き方|破線で実子と区別する記法を解説

最終更新 by 家系図マニア
家系図書き方続柄
【図解】養子の家系図の書き方|破線で実子と区別する記法を解説

この記事で分かること

  • 養子は実子と区別して「破線(点線)」で結ぶのが基本
  • 普通養子縁組は養親・実親の2組の親をどう描くか
  • 特別養子縁組は実子と同じ実線で書くことが多い理由
  • 婿養子は「配偶者の二重線+養子の破線」で表す
  • 連れ子・孫養子・戸籍の続柄(養子・養女)で迷うポイント

線の対応を先に並べると、実親子は実線、普通養子縁組の養親子は破線、特別養子縁組の養親子は実線が基本です。婿養子は妻との配偶者線である二重線に、妻の親との養子線である破線を組み合わせます。普通養子縁組では実親との関係も残るため、実親への実線と養親への破線を一枚に描くか、出自を注記します。連れ子は再婚だけで養子になるわけではなく、養子縁組の有無を戸籍で確認してから線を選ぶ必要があります。

養子の家系図の書き方
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実親との親子関係と、養親との養子縁組を、実線と破線で描き分けた例です。

養子の家系図の書き方|実子と区別する基本ルール(破線)

養子の家系図でいちばん大切なのは、実の子(実子)と養子を線で描き分けることです。本サイトでは、実親子は実線、養親子は破線(点線)で結ぶことをおすすめしています。

  • 実子(血縁の子) — 親と実線で結ぶ
  • 養子(縁組による子) — 養親と破線(点線)で結ぶ

こうしておくと、線を見ただけで「血のつながった子か、養子縁組による子か」がひと目で分かります。相続や家族の由来を正確に伝えたい場面ほど、この描き分けが効いてきます。

線そのものの意味(実線・二重線・二重斜線・破線)を先に押さえたい方は、家系図の記号・線の意味で4種類の関係線をまとめて図解しています。あわせてご覧ください。

普通養子縁組の家系図の書き方|養親・実親の2組をどう描くか

養子の家系図の書き方と破線の記法を整理した図解

養子縁組のうち、もっとも一般的なのが普通養子縁組です。普通養子縁組では、養子に「養親」と「実親」の2組の親が存在します。実親との法律上の親子関係は切れずに残るのが特徴です。

家系図では、この2組の親をそれぞれ描き分けます。

つながり 線の種類 書き方のポイント
養子と養親 破線(点線) 養子縁組による親子。実子と区別して破線で結ぶ
養子と実親 実線 血のつながった親子。普通養子縁組では関係が残る

両方の親を一枚に描くと線が込み入る場合は、養親の家系図を主にして、本人の脇に「実父〇〇の二男」のように出自を注記する方法もあります。どこから来た養子なのかが分かり、すっきりまとまります。

特別養子縁組の家系図の書き方|実子と同じ実線で書く理由

特別養子縁組は、原則として実親との法律上の親子関係が終了する縁組です。子の福祉を目的とした制度で、戸籍上も実子に近い扱いになります。続柄欄には「養子」ではなく、実子と同じ「長男」「長女」のように記載されます。

そのため家系図でも、特別養子縁組の子は実子と同じ実線で養親と結ぶことが多くなります。実親との関係は法律上終了しているため、実親へはつながない、または切れたことが分かるように描きます。

項目 普通養子縁組 特別養子縁組
実親との関係 残る 原則終了する
戸籍の続柄 養子・養女 長男・長女など
家系図の線 破線(養親と) 実線(養親と)が多い

ただし、家系図の本来の目的は「ルーツを正確に残すこと」です。由来を記録として残したい場合は、あえて破線や注記で「特別養子」である旨を示すこともあります。戸籍の表記に合わせるか、由来の記録を優先するかで書き方を選ぶとよいでしょう。

婿養子の家系図の書き方|配偶者の二重線+養子の破線

婿養子(むこようし)は、結婚して妻の氏(姓)を選び、さらに妻の親と養子縁組をしている関係です。つまり「配偶者」と「養子」という2つの関係を同時に持っています。

そこで家系図では、2つの線を併用して表します。

  • 妻との関係 — 配偶者の二重線で結ぶ
  • 妻の親(養親)との関係 — 養子の破線で結ぶ

配偶者線(二重線)と養子線(破線)を組み合わせることで、「結婚し、かつ妻の親と養子縁組もしている」関係を、2つの線で正確に表せます。線の意味を組み合わせて表現できるのが、家系図の便利なところです。

離婚・再婚がからむ場合の線の引き方は、家系図の記号・線の意味の関係線の解説とあわせて確認すると整理しやすくなります。

養子の家系図で間違えやすいポイント|連れ子・孫養子・続柄

養子の家系図では、似た関係と混同しやすいケースがあります。代表的なものを押さえておきましょう。

連れ子の家系図での書き方(養子縁組の有無で変わる)

再婚相手の子(連れ子)は、養子縁組の手続きをして初めて法律上の養子になります。縁組していない連れ子は養子ではないため、養親子の破線では結びません。縁組の有無で線が変わる点に注意してください。

孫養子(孫を養子にする)の家系図での書き方

相続対策などで、祖父母が孫を養子にすることがあります(孫養子)。普通養子縁組で孫を養子にした場合、孫は「実の孫」であり「養子」でもある二重の関係になります。家系図では、実親子の実線と養親子の破線の両方が引かれることになります。

続柄は戸籍にならって書く

家系図に続柄を添えるときは、戸籍の表記に合わせると正確です。普通養子縁組なら「養子」「養女」、特別養子縁組なら「長男」「長女」などと記します。迷ったら戸籍を確認するのが確実です。続柄全般の呼び方は、家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧も参考にしてください。

養子の家系図をテンプレート・エディタで作る方法

養子のいる家系図は、破線・二重線・実線が入り混じり、手書きだと線を引き直すのが大変です。オンラインの作成ツールを使えば、関係線をあとから自由に選び直せて、印刷や共有もかんたんです。

本サイトの家系図エディタは、ここで解説した養子の破線、配偶者の二重線、実親子の実線を、選ぶだけで正しく引けるように作られています。普通養子縁組の2組の親も、婿養子の二重線+破線も、記法を覚えていなくてもワンタップで描けます。

和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、仏壇に飾れる本格的な仕上がりにできます。登録は不要で、ブラウザですぐに使えます。

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家系図づくりの全体の流れをまず知りたい方は、家系図の書き方完全ガイドも参考になります。

養子の線を決める前に、普通養子縁組・特別養子縁組・縁組のない連れ子のどれに当たるかを確かめることが大切です。戸籍の続柄と縁組の有無を確認しておけば、実線と破線を迷わず選べます。

養子の家系図に関するよくある質問

よくある質問

養子は家系図でどの線で書きますか?
養子は、実の子(実線)と区別して破線(点線)で養親と結ぶのが基本です。線を見ただけで、血のつながった子か養子縁組による子かが分かるようにします。破線以外に二重線などの流儀もありますが、図に「破線=養子」と凡例を添えると誤解がありません。
普通養子縁組と特別養子縁組で書き方は違いますか?
違います。普通養子縁組は実親との関係が残り、戸籍の続柄も「養子・養女」となるため、養親とは破線で結びます。特別養子縁組は実親との関係が原則終了し、続柄も「長男・長女」となるため、養親と実線で書くことが多くなります。
婿養子はどう書きますか?
婿養子は、妻との配偶者関係(二重線)と、妻の親との養子縁組(破線)を併用して表します。妻の姓を名乗っていても養子縁組をしていなければ婿養子ではないため、その場合は二重線だけで結びます。
再婚相手の連れ子は養子として書きますか?
連れ子は、養子縁組の手続きをして初めて法律上の養子になります。縁組していない連れ子は養子ではないため、養親子の破線では結びません。縁組の有無で線が変わります。
養子の続柄は家系図にどう書きますか?
戸籍の表記に合わせるのが正確です。普通養子縁組なら「養子」「養女」、特別養子縁組なら「長男」「長女」などと記します。迷ったときは戸籍を確認すると確実です。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。