家系図ソフトの比較|PC向け無料・有料を徹底比較

この記事で分かること
- 家系図ソフトの選び方|PC向けを比較するときに見るべき点
- 無料ソフト(Gramps・家系図ツールズ)と有料ソフトの違い
- GEDCOM対応・印刷のしやすさなど、用途別の向き不向き
- ソフトを入れずにブラウザで正しい記法のまま作る方法
家系図マニアとしてPC向けソフトを比べると、最初に決めるべきなのは「人物の記録を蓄積するか」「見やすい一枚を仕上げるか」です。前者ならGEDCOMに対応するデータベース型、後者なら操作の軽い作図型やブラウザツールが候補になります。Grampsは無料でWindows・Mac・Linuxに対応しますが、市販の買い切り型はWindows中心のため、料金より先に対応OSを確かめる必要があります。印刷やPDF出力、養子・離婚の線種まで必要条件を書き出してから比べると、高機能という理由だけで選ばずに済みます。
目次
家系図ソフトの選び方|PC向けを比較するときのポイント
家系図ソフトは「高機能=自分に最適」とは限りません。戸籍をさかのぼって大きな家系図を作るのか、身近な範囲を見やすくまとめたいのかで、選ぶべきソフトは変わります。まずは比較の軸を押さえましょう。
| チェック項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 料金 | 無料か、買い切り型か。無料版・体験版の有無 |
| 対応OS | Windows・Mac・Linuxのどれで動くか |
| データ移行 | GEDCOM(家系図データの共通形式)に対応しているか |
| 印刷・出力 | PDFや画像で書き出せるか、大判印刷に向くか |
| 記法 | 養子・離婚など、線で正しく描き分けられるか |
なかでも見落としやすいのが「GEDCOM対応」です。GEDCOMは家系図データの共通形式で、対応していれば別のソフトへ乗り換えるときもデータを引き継げます。長く使う・将来別ツールへ移すかもしれないなら、ここを確認しておくと安心です。
家系図ソフトの比較一覧|無料・有料のPC向けソフト

代表的なPC向け家系図ソフトと、ブラウザで使える当サービスを一覧で比較します。料金や仕様は変わることがあるため、導入前に各ソフトの最新情報もご確認ください。
| ソフト | 料金 | 対応OS | GEDCOM | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Gramps | 無料 | Windows / Mac / Linux | 対応 | 高機能・データベース型の定番 |
| 家系図ツールズ | 無料版あり | Windows | — | シンプルな作図に向く |
| 市販ソフト(買い切り型) | 有料 | Windows 中心 | ソフトによる | 入力するだけで手軽に作図 |
| エクセルで作る | 実質無料 | Windows / Mac | — | 持っていれば追加費用なし |
| 家系図処(当サービス) | 無料 | ブラウザ(PC・スマホ) | — | 正しい記法・和紙テンプレで作成 |
しっかり記録を残すなら無料の「Gramps」、手軽さなら市販の買い切りソフト、追加費用をかけたくないなら「エクセル」、インストールせず正しい記法で作るなら当サービス、と目的で選ぶのがおすすめです。
Grampsなど主要ソフトの特徴|無料ソフトの実力
無料ソフトは「機能が物足りないのでは」と思われがちですが、実際にはかなり本格的に使えるものもあります。ここからは、代表的な無料ソフトごとの特徴を確認します。
Gramps|記録を厚く残せる高機能な無料ソフト
Grampsは、世界中で使われているオープンソースの家系図ソフトです。人物だけでなく、出来事・場所・続柄などの情報をデータベースとして記録でき、縦型・横型のレイアウトや各種レポートにも対応します。GEDCOMでのデータ入出力に対応し、日本語でも利用できます。Windows・Mac・Linuxで動くのも強みです。
機能が豊富な分、最初は項目の多さに戸惑うこともありますが、戸籍をさかのぼって大きな家系図を育てたい人にとっては心強い選択肢です。
家系図ツールズ|シンプルに作図したい人向け
家系図ツールズは、Windows向けの家系図作成ソフトで、無料版が用意されています。複雑な機能よりも、シンプルに人物を並べて家系図を描きたい人に向いています。まず無料で試してから、必要に応じて検討できるのも安心です。
有料の家系図ソフト|買い切り型の手軽さ
市販の家系図ソフトには「買い切り型」が多く、その場合は一度購入すれば追加料金なく使えます(料金体系は製品により異なります)。中心人物を選び、「兄」「配偶者」など続柄を指定していくだけで家系図ができる、操作のやさしさが魅力です。
無料ソフトの設定や項目の多さに不安がある人、サポートを受けながら安心して使いたい人には、有料ソフトが向いています。一方で、対応OSがWindows中心のものが多い点や、データを別ツールへ移せるか(GEDCOM対応か)は、購入前に確認しておくとよいでしょう。
ソフトを入れずに作る選択肢|ブラウザの無料エディタ
「インストールは面倒」「Macでも使いたい」「とにかく正しい記法で作りたい」——そんなときは、ブラウザから使える当サービスの家系図エディタが選択肢になります。
当サービスのエディタは、ソフトのインストールも会員登録も不要で、人物を置いて線で結ぶだけで家系図ができあがります。親子=実線・配偶者=二重線・離婚=二重斜線・養子=破線という標準的な記法(養子・離婚まで描き分けられる線種)をそのまま選んで描け、和紙・免許状風のテンプレートで仏壇に飾れる仕上がりにできます。作った家系図は印刷やPDF・画像で書き出せます。
WindowsでもMacでも、同じブラウザ画面で使えるため、OSを選ばないのも利点です。
家系図ソフトで作るときの注意点|正しい記法と戸籍
どのソフトを選んでも、家系図として正しく伝わるかは「線の引き分け」で決まります。次の4種類は混同しやすいので、作る前に確認しておきましょう。
| 関係 | 線の種類 | ポイント |
|---|---|---|
| 親子 | 実線 | 配偶者線の中点から子へ分岐させる |
| 配偶者(婚姻) | 二重線 | 横に並べて結ぶ |
| 離婚 | 二重斜線 | 元配偶者であることを示す |
| 養子 | 破線 | 実親子(実線)と描き分ける |
実親子は実線、養子は破線というように線を統一すると、続柄が線でひと目で読み取れる家系図になります。線の引き分けの全体像は家系図の書き方完全ガイドで解説しています。家系図の土台になる戸籍の集め方は戸籍をさかのぼる集め方で、エクセルで作る手順は家系図をエクセルで作る方法でくわしく紹介しています。
家系図ソフト選びでつまずきやすい点
- 有名さや機能数だけで決める — 人物記録と作図のどちらを優先するかを決め、使わない機能の多さを比較材料にしないようにします。
- 対応OSを購入後に確認する — 市販ソフトはWindows中心のものもあるため、MacやLinuxでは公式の動作環境を先に確認します。
- データを移せると思い込む — 長期利用するならGEDCOMの入出力を確認し、非対応の場合は乗り換え時の手入力も見込んで選びます。
- 印刷直前に記法の不足に気づく — 体験版や無料版で、養子の破線や離婚の二重斜線を表現できるか、小さな家系図を試作します。
よくある質問
完全無料で使えるPC向け家系図ソフトはありますか?
GEDCOM対応のソフトを選ぶべきですか?
MacでもWindowsでも使える家系図ソフトはありますか?
無料ソフトと有料ソフトはどちらがよいですか?
戸籍をさかのぼった大きな家系図も作れますか?
AUTHOR
家系図マニア
祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。