家系図の見方・読み方|記号と線から世代・続柄を読み解く

最終更新 by 家系図マニア
家系図書き方
家系図の見方・読み方|記号と線から世代・続柄を読み解く

親族から受け取った家系図や、古い家に残る系図を前にして、「どこから、どう読めばいいのか分からない」と戸惑った経験はありませんか。家系図は、記号と線の意味さえ分かれば、誰が誰とどうつながっているかを正確に読み取れます。

読む順番は、縦か横かを見分けることから始まります。縦のつながりは世代、つまり親子です。横のつながりは同じ世代で、夫婦か兄弟姉妹のどちらか。この2つを取り違えなければ、あとは線の種類を確かめていくだけで関係が読み取れます。逆に、いきなり細かい記号から入ると全体の構造を見失います。

家系図の読み方の例
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縦に世代が重なり、横で夫婦が結ばれています。祖父は二重枠で故人、自分には配偶者がいることが読み取れます。

家系図の見方・読み方の基本|縦は世代・横は夫婦

家系図を読むときは、まず「縦」と「横」が何を表すかを押さえます。これが分かれば、全体の構造が一気に見えてきます。

  • 縦(上下)は世代 — 上にいくほど古い世代(祖父母・先祖)、下にいくほど新しい世代(子・孫)です。上下のつながりは親子を表します。
  • 横(左右)は夫婦・兄弟姉妹 — 横に並んでいるのは、夫婦か、同じ世代の兄弟姉妹です。兄弟姉妹かどうかは、同じ親(夫婦)から下りる線でつながっているかで見分けます。

まずは自分(または基準となる人物)を図の中から見つけ、そこから上へたどれば先祖、下へたどれば子孫、横を見れば配偶者や兄弟姉妹、と読み進めるのが基本です。

家系図の記号の見方|男女・故人を読み取る

家系図の見方・読み方(記号と線)の図解

家系図の人物は、形で性別を、枠で生死を表すのが基本です。記号の意味を知っておくと、名前を見なくても、その人がどんな立場かが読み取れます。

記号 表すもの 読み取り方
□(四角) 男性 男性を四角で表すのが最も一般的です
○(丸) 女性 女性を丸で表します
△(三角) 資料により異なる 「女性」「性別不詳」など。凡例を確認します
二重枠 故人 すでに亡くなった方を表します

枠の中には名前が、その下や脇には生没年が書かれていることが多く、「1938–2015」のように両方あれば故人と読み取れます。生年だけのときは存命の場合が多いですが、没年が記されていないだけのこともあるため、二重枠かどうかとあわせて確認すると確実です。記号の意味は資料によって少し異なることもあるので、図に凡例(はんれい)があれば、まずそこを確認しましょう。記号のくわしい意味は、家系図の記号・線の意味で図解しています。

家系図の線の見方|親子・配偶者・離婚・養子を読み分ける

家系図でいちばん大切なのが、人物どうしを結ぶ線の読み分けです。線の種類によって、関係の意味がはっきり変わります。

線の種類 表す関係 読み取り方
実線 親子(血縁) 上の人物の子であることを示します
二重線 配偶者(婚姻) 横に並んだ二人が夫婦であることを示します
二重斜線 離婚(元配偶者) 婚姻が解消された(元夫婦)ことを示します
破線(点線) 養子 養子縁組による親子で、実親子と区別します
  • 縦に下りる実線 — 親から子へのつながり(親子)です。配偶者線の中点から下りているのが基本です。
  • 横をつなぐ二重線 — 夫婦(婚姻)です。二重線に斜線が重なっていれば、離婚した元夫婦と読み取ります。
  • 破線(点線) — 養子縁組による親子です。実線(実子)と区別されているので、実親子ではなく養子縁組による親子だと分かります。

線の意味を取り違えると、血縁と養子縁組を読み間違えてしまいます。実線・二重線・二重斜線・破線の4種を意識して読み分けましょう。

家系図から続柄・親等を読み取る方法

構造と記号・線が読めたら、次は「自分から見た続柄」を読み取ってみましょう。続柄は、自分を起点に線をたどることで分かります。

  • 上へ1つ — 父母。さらに上へ1つで祖父母です。
  • 下へ1つ — 子。さらに下へ1つで孫です。
  • 同じ世代の横 — 兄弟姉妹。親の兄弟姉妹なら、おじ・おばです。
  • おじ・おばの子 — いとこ。いとこの子や、祖父母の兄弟姉妹の家系をたどると、はとこなどの関係も読み取れます。

親等(しんとう)は、線(世代)を一つたどるごとに1と数えていきます。父母は1親等、祖父母や孫は2親等です。兄弟姉妹やいとこのような傍系は、いったん共通の祖先までさかのぼってから下りて数えます。たとえば兄弟姉妹は「自分→親→兄弟姉妹」で2親等、いとこは「自分→親→祖父母→おじ・おば→いとこ」で4親等になります。続柄の正しい呼び方や親等の数え方は、家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧で早見表とあわせてくわしく解説しています。

家系図を読み解くときに迷いやすいポイント

実際の家系図を読むときに、つまずきやすい点を整理します。

  • 同姓・同名が多い — 古い家系図では、同じ名を継ぐ(襲名)こともあります。生没年や続柄も合わせて確認し、別人と取り違えないようにします。
  • 旧字・くずし字 — 古い家系図は旧字体やくずし字で書かれていることがあります。読めない字は、戸籍や別の資料と照らし合わせると確認できます。
  • 養子・婿養子 — 破線(養子)や、二重線と破線が併用された婿養子(婚姻と養子縁組が同時に成立している関係)など、特殊な線は見落としやすい部分です。線の種類を一つずつ確認しましょう。
  • 凡例がない図 — 記号や線の意味が図によって違うことがあります。凡例がない場合は、全体の使われ方から意味を推測し、分かる範囲で読み解きます。

家系図を自分で作って読み解く|家系図エディタ

受け取った家系図を読み解くだけでなく、自分で家系図を作ってみると、記号や線の意味が体で分かり、読む力もぐっと上がります。オンラインの作成ツールなら、記号や線を選ぶだけで一般的な記法の家系図を作れます。

本サイトの家系図エディタは、男性・女性・故人の記号や、実線・二重線・二重斜線・破線の関係線を、選ぶだけで引けるよう作られています。手元の家系図を見ながら同じものを作ってみれば、構造の理解が深まります。和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、清書にも使えます。登録は不要で、ブラウザですぐに使えます。

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家系図の書き方そのものを学びたい方は、家系図の書き方完全ガイドを参考にしてください。手元の図の線がどれに当たるか照らし合わせたいときは、関係線の記法サンプルに6パターンの実例を置いています。

家系図を読むときに迷いやすい点

人から受け取った家系図で引っかかるのは、たいてい次のような場面です。

  • 横に並んだ相手が夫婦か兄弟姉妹か分からない — 線を見ます。二重線なら夫婦、親から下りた実線で並んでいれば兄弟姉妹です。
  • 破線が何を意味するか分からない — 家系図では養子縁組を表すのが一般的です。ただし作った人が独自の意味で使っていることもあるため、凡例があれば必ず先に読みます。
  • 同じ人が2か所に出てくる — 婿養子のように、配偶者としての立場と養子としての立場を併せ持つ場合があります。線を2本引いているだけで、別人ではありません。
  • 記号が□○ではなく四角い枠だけ — 家系図では性別を記号で分けず、名前を枠で囲む書き方も広く使われています。性別は名前から判断します。
  • 凡例のない古い系図 — 家ごとの流儀で書かれていることがあります。断定せず、戸籍で裏を取るのが安全です。

構造と線が読めれば、家系図は「誰がどうつながっているか」を正確に伝える記録として読み解けます。まずは身近な一枚を、自分の位置から上下にたどってみてください。

よくある質問

家系図はどこから読めばいいですか?
自分や見覚えのある名前を見つけ、そこを起点にすると読みやすくなります。上へたどれば先祖、下へたどれば子孫、横を見れば配偶者や兄弟姉妹です。起点が分からないときは、いちばん上の世代から下へ読み下ろします。
家系図の縦と横は何を表しますか?
縦(上下)は世代を表し、上が古い世代、下が新しい世代です。上下のつながりは親子を示します。横(左右)は夫婦や、同じ世代の兄弟姉妹を表します。
家系図の二重枠や二重線はどう読みますか?
二重枠は故人(亡くなった方)を表します。二重線は横に並んだ二人が夫婦(婚姻)であることを示し、二重線に斜線が重なっていれば離婚した元夫婦と読み取ります。
家系図の破線(点線)は何を意味しますか?
破線(点線)は養子縁組による親子を表します。実の親子は実線で結ばれるため、破線になっていれば血縁ではない養子の関係だと読み取れます。
家系図から続柄はどう読み取りますか?
自分を起点に線をたどります。上へ1つで父母、2つで祖父母、下へ1つで子、横は兄弟姉妹、親の兄弟姉妹はおじ・おば、その子はいとこ、というように関係を読み取れます。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。