【図解】家系図の前妻・後妻・複数婚の書き方|子の描き分け

最終更新 by 家系図マニア
家系図書き方
【図解】家系図の前妻・後妻・複数婚の書き方|子の描き分け

前の配偶者との関係が離婚か死別かで、家系図での描き方は変わります。離婚した前妻・前夫とは、配偶者線に斜線を重ねた二重斜線で結びます。死別した先妻・先夫とは、配偶者線(二重線)をそのまま残し、亡くなった方を故人として二重枠で表します。子については、どちらの配偶者との子かを、本人と相手方の双方から親子線(実線)でつなぐことで示します。

前妻・後妻と、それぞれの子を含む家系図の例
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前妻とは離婚を示す二重斜線で結び、後妻とは配偶者線(二重線)で結んだ例。子は、それぞれの母と本人の双方から親子線(実線)でつなぎ、どちらの配偶者の子かが伝わるようにしています。

家系図で前妻・後妻はどう書く|配偶者線を分ける

家系図で複数の配偶者を表すときの核心は、配偶者ごとに別の線で結ぶという点です。一人の人物から、配偶者の数だけ配偶者線が出る形になります。

  • 本人と前妻 — 婚姻関係が解消されているので、離婚を示す二重斜線(二重線に斜線を重ねた記号)で結びます。
  • 本人と後妻 — 現在の婚姻なので、配偶者線(二重線)で結びます。
  • それぞれの配偶者とのは、その配偶者と本人の双方から親子線(実線)でつなぎます。

こうすると、「どの配偶者と結ばれていたか」「子がどちらの配偶者との間の子か」が、線をたどるだけで伝わります。子自身を特別な記号で区別する必要はありません。

人物記号そのものの意味(男性=□、女性=○など)や関係線の種類は、家系図の記号・線の意味でくわしく図解しています。あわせてご覧ください。

家系図で離婚と死別を描き分ける|二重斜線と故人

家系図での前妻・後妻・複数婚の書き方の図解

「前妻・後妻」と一口に言っても、前の配偶者と離婚したのか、死別したのかで、家系図での描き方が変わります。ここを押さえると迷いません。

前の配偶者との関係 家系図での描き方
離婚した(前妻・前夫) 離婚を示す二重斜線で結ぶ。配偶者線に斜線を重ねる
死別した(先妻・先夫) 配偶者線(二重線)で結び、亡くなった方を故人として表す(二重枠・没年)

離婚の場合は、婚姻関係が解消されたことを示す二重斜線で結びます。二重斜線の引き方や、再婚相手を別の配偶者線で結ぶ流れは、離婚・再婚の家系図の書き方でくわしく図解していますので、あわせてご覧ください。

死別の場合は、離婚のように婚姻を解消したわけではないので、配偶者線(二重線)はそのまま残します。亡くなった方は、枠を二重にしたり没年を添えたりして故人として表します。没年を入れた人物の表し方は、名前・生没年の書き方を参考にしてください。

家系図でどちらの子かを分ける|親子線のつなぎ方

複数婚の家系図でいちばん大切なのは、子がどの配偶者との間の子かを、線ではっきり示すことです。

  • 前妻との子 — 前妻と本人の双方から親子線(実線)で結びます。
  • 後妻との子 — 後妻と本人の双方から親子線(実線)で結びます。

本人(共通の親)からはどちらの子にも線が伸び、相手側の母からは自分の子にだけ線が伸びる形です。子を配偶者ごとに左右へ分けて配置すると、線が交差しにくく、ひと目で読み取れる家系図になります。

連れ子(再婚相手が前の婚姻でもうけた子)がいる場合は、その子は血のつながった実親と親子線で結ぶのが基本です。本人と連れ子が養子縁組をしたときは、その関係を養子線(破線)で表します。養子線の引き方は養子・養女の家系図の書き方を参考にしてください。

家系図に複数婚を載せる範囲と順番|配偶者の並べ方

複数の配偶者を一人の人物の両側に置くとき、並べる順番に決まった規則はありませんが、読みやすさのために次のように整理すると見通しがよくなります。

  • 時系列で前の配偶者を左、後の配偶者を右に並べる
  • 子は、それぞれの配偶者の下にまとめて、年齢順(左から年長)に置く
  • 線が長く交差しそうなときは、人物の位置を少しずらして交差を減らす

家系図にどこまで載せるかは、作る目的によって決めて構いません。相続や戸籍の確認が目的なら、相続に関わる子や配偶者は省かずに記しておくと安心です。一方、家の歴史を残すことが目的なら、関係する範囲をしぼってもよいでしょう。迷ったときは、まず事実をすべて書き出し、用途に応じて整理する順序がおすすめです。

前妻・後妻を含む家系図を作る方法|テンプレート・エディタ

配偶者ごとに線を引き分け、子をどちらの配偶者につなぐかを整理するのは、手書きでは少し神経を使う作業です。家系図テンプレートやオンラインの作成ツールを使えば、配偶者線(二重線)・離婚の二重斜線・親子線(実線)を選んで引くだけで、複数婚の関係を整理して残せます。

本サイトの家系図エディタは、人物を追加して関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)を選ぶだけで、整った家系図に仕上がります。前妻とは二重斜線、後妻とは配偶者線、子はそれぞれの親へ親子線、といった描き分けも手軽です。記法を一つずつ覚えていなくても、迷わず作れるよう作られています。

和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、家族の記録としてふさわしい、落ち着いた一枚に仕上げられます。登録は不要で、ブラウザですぐに使えます。

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家系図全体の書き方の流れは、家系図の書き方完全ガイドでまとめて解説しています。これから家系図を作る方は、あわせてご覧ください。

配偶者ごとに線を分け、離婚と死別を描き分け、子をどちらの親につなぐかさえ整理できれば、複数婚をふくむ家系図も家族のつながりという事実を正確に残せます。難しく考えず、まず事実を書き出すところから始めてみてください。

よくある質問

家系図で前妻・後妻はどう書きますか?
配偶者ごとに別の線で結びます。離婚した前妻とは離婚を示す二重斜線で、現在の後妻とは配偶者線(二重線)で結びます。一人の人物から、配偶者の数だけ線が出る形です。子は、それぞれの配偶者と本人の双方から親子線(実線)でつなぎ、どちらの子かが分かるようにします。
離婚した前妻と、死別した先妻は書き方が違いますか?
違います。離婚の場合は婚姻が解消されているので二重斜線で結びます。死別の場合は配偶者線(二重線)はそのまま残し、亡くなった方を故人として(二重枠・没年)表します。前の配偶者との関係が離婚か死別かで描き分けるのがポイントです。
前妻の子と後妻の子はどう描き分けますか?
子自身を特別な記号で区別する必要はありません。前妻の子は前妻と本人の双方から、後妻の子は後妻と本人の双方から、それぞれ親子線で結びます。子を配偶者ごとに左右へ分けて配置すると、どちらの子かがひと目で読み取れます。
再婚相手の連れ子はどう書きますか?
連れ子は、まず血のつながった実親と親子線で結ぶのが基本です。本人と連れ子が養子縁組をした場合は、その関係を養子線(破線)で表します。実親子(実線)と養親子(破線)を描き分けると、関係が正確に伝わります。
前妻の子にも相続権はありますか?
あります。前妻との子も後妻との子も、法律上は同じく実子として相続権を持ちます。相続を見すえて家系図を作るときは、どちらの子も省かずに記しておくことが大切です。具体的な手続きは弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。