ハプスブルク家の家系図|マリア・テレジアと政略結婚の一族を図解

| 人物 | 立場 | ハプスブルク家との関係 |
|---|---|---|
| マリア・テレジア | オーストリア女帝 | 一家の中心。夫フランツ1世と二重線で結ばれる |
| マリー・アントワネット | フランス王妃 | 娘の一人。婚姻でフランス王室に加わる |
| ヨーゼフ2世 | 神聖ローマ皇帝 | 息子の一人。ハプスブルク家を継ぐ |
この一覧が示す通り、ハプスブルク家を読み解く鍵は「誰が家に残り、誰が婚姻で他家とつながったか」です。ヨーロッパに長く君臨したこの名門は、「戦争は他家にまかせよ、汝、幸あるオーストリアよ、結婚せよ」という言葉で語られるように、結婚(政略結婚)によって勢力を広げたことで知られます。最もよく知られる女帝マリア・テレジアの世代を中心に、家系図の線をたどることで、「マリー・アントワネットがなぜフランス王妃になったのか」もひと目で分かります。家系図づくりの基礎は家系図の書き方完全ガイドもあわせてご覧ください。
ハプスブルク家の家系図|マリア・テレジアと子どもたち
まずは、ハプスブルク家のなかでも特に名高いマリア・テレジアの一家を家系図で見てみましょう。女帝マリア・テレジアと夫フランツ1世、そして主な子どもたちの関係です。
図の通り、マリア・テレジアの一家は次のように整理できます。
- マリア・テレジアとフランツ1世 — 一家の中心。二人は配偶者線(二重線)で結ばれます。マリア・テレジアはハプスブルク家を継いだオーストリア大公・ハンガリー女王で、「女帝」とも呼ばれます。
- 多くの子どもたち — ヨーゼフ2世・レオポルト2世ら、子どもたちは横に並びます。同じ親から実線(親子)で結ばれます。
- マリー・アントワネット — 末の世代の娘の一人で、後にフランス王室へ嫁ぎました。
このように、婚姻(二重線)と親子(実線)の線をたどれば、名門の広がりも一枚の図で読み解けます。
ハプスブルク家の政略結婚|マリー・アントワネットとフランス王室

ハプスブルク家が勢力を広げた最大の武器は、政略結婚でした。娘や息子を他国の王家に嫁がせ・婿入りさせることで、戦わずして縁戚関係を築き、影響力を広げていったのです。
その象徴が、マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットです。彼女はフランス王室のルイ16世(当時は王太子)に嫁ぎ、後にフランス王妃となりました。家系図で見ると、アントワネットはハプスブルク家から婚姻でフランス王室に加わったことが分かります。
| 人物 | 嫁ぎ先・立場 | ポイント |
|---|---|---|
| マリア・テレジア | オーストリアの女帝 | 一家の中心 |
| マリー・アントワネット | フランス王妃 | ルイ16世に嫁ぐ |
| マリア・カロリーナ | ナポリ王妃 | 他国の王家へ嫁ぐ |
アントワネットが嫁いだ先の系図は、フランス王室(ルイ16世)の家系図で詳しく整理しています。ハプスブルク家とフランス王室は、彼女の結婚によって家系図上でつながります。線の意味は家系図の記号・線の意味でも図解しています。
ハプスブルク家の近親婚|系図に見る「ハプスブルクの顎」
政略結婚を重ねたハプスブルク家には、もう一つよく語られる話があります。近親婚です。一族の血と領土を外に出さないため、いとこ同士やおじ・姪といった近い親族の間での結婚が繰り返されました。
その結果としてしばしば語られるのが、「ハプスブルクの顎」と呼ばれる、下あごが前に突き出た特徴です。肖像画にも見られるこの特徴は、近い血筋での結婚が世代を超えて重ねられたことと関連づけて語られます。とりわけスペイン系のハプスブルク家では近親婚が極端に進み、世継ぎに恵まれず断絶へと向かいました。
実際に王家のような大きな家系図を描いてみるなら、作成ツールが便利です。本サイトの家系図エディタは、夫婦を二重線、親子を実線で描き分けられ、人物を足すと線が自動でつながります。ハプスブルク家のように人数が多く関係が入り組んだ一族でも、一枚の図に整理できます。登録は不要で、ブラウザですぐに始められます。
婚姻(二重線)と親子(実線)という二つの線をたどるだけで、政略結婚と近親婚が入り混じったハプスブルク家のような大きな一族でも、関係を見失わずに読み解けます。同じ記法は、ご自身の家族の家系図を描くときにもそのまま使えます。
よくある質問
マリー・アントワネットはハプスブルク家の人ですか?
「ハプスブルクの顎」とは何ですか?
なぜハプスブルク家は政略結婚を重ねたのですか?
ハプスブルク家の家系図はどうやって作れますか?
AUTHOR
家系図マニア
祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。