天皇家の家系図|初代神武天皇から現在までを図解で解説

最終更新 by 家系図マニア
家系図天皇家書き方
天皇家の家系図|初代神武天皇から現在までを図解で解説

教科書や資料集で天皇家の系図を目にしたとき、初代から126代までがびっしり並んだ図を前に、どこから見ればいいのか分からなくなった経験はないでしょうか。とくに南北朝の分裂や兄弟間での継承のあたりは線が交差して見え、たどっているうちに今どの代を見ているのか見失いがちです。天皇家は、初代とされる神武天皇から現在の今上天皇まで、ひとつの系譜が長く受け継がれてきたとされる、世界的にも例の少ない家系ですが、だからこそ全体を一枚で読もうとせず、区切って追うことが必要になります。

天皇家の家系図とは|万世一系と呼ばれる系譜

天皇家の家系図の最大の特徴は、初代から現在まで、皇位が原則として血のつながりで受け継がれてきたとされる点です。これは万世一系(ばんせいいっけい)と呼ばれます。

天皇は、現在の日本国憲法では「日本国および日本国民統合の象徴」と位置づけられています。皇位は、皇室典範という法律に基づいて継承されます。

観点 天皇家の家系図の特徴
続いた長さ 初代とされる神武天皇から現在まで続くとされる
継承の原則 皇室典範に基づき皇位が受け継がれる
数え方 歴代の天皇を「第〇代」と代数で数える

なお、神武天皇など初期の天皇は神話・伝承上の存在とされ、実在が確かめられているわけではありません。伝承を含めた「家系図としての伝わり方」と、史実が確かな現代とは区別して扱います。

天皇家の家系図|初代神武天皇から現在までの流れ

初代から続く天皇家の長い系譜のイメージ

天皇家の系譜は非常に長いため、まずは時代ごとの大きな区切りでつかむと分かりやすくなります。

時代の区切り 代表的な天皇 家系図での見どころ
神話・古代の始まり 初代・神武天皇 伝承上の初代として系図の起点に置かれる
古代 天智天皇・天武天皇 兄弟での継承や皇位をめぐる動き
中世・近世 後醍醐天皇など 上皇・院政や南北朝の分かれ
近現代 明治・大正・昭和天皇 一系の直系継承で現在へ

歴代天皇は「第〇代」と数えられ、現在の今上天皇は第126代にあたります。長い歴史のなかには、兄弟やいとこの間で皇位が動いた時期、南北朝のように系統が二つに分かれた時期もありました。それでも全体としては、ひとつの系譜として家系図に描かれてきました。

天皇家の家系図(現代)|昭和天皇から今上天皇まで

史実が確かな近現代に絞ると、家系図はぐっと身近になります。昭和天皇から現在の今上天皇までの直系を、簡易系図で見てみましょう。縦の実線は親子、横の二重線は婚姻(夫婦)を表します。

天皇家 現代の簡易系図(昭和天皇〜今上天皇)
この家系図を編集
昭和天皇から今上天皇までの直系を簡略化した系図。昭和天皇の子が上皇(明仁)、その子が今上天皇(徳仁)と秋篠宮文仁、さらに愛子内親王・悠仁親王へと続きます。

家系図のかたちで追うと、現代の流れは次のように整理できます。

  • 昭和天皇から上皇(明仁)へ — 第124代・昭和天皇の子が、第125代となった上皇(明仁)です。2019年に退位し、上皇となられました。
  • 上皇から今上天皇(徳仁)へ — 上皇の長男が、第126代の今上天皇(徳仁)です。弟が秋篠宮文仁で、現在の皇位継承順位の第1位にあたります。
  • 次の世代へ — 今上天皇の子が愛子内親王、秋篠宮文仁の子が悠仁親王です。悠仁親王は皇位継承順位の第2位とされています。

天皇家の家系図の見方|皇位継承と続柄

天皇家の家系図を読むときは、「皇位がどの続柄に受け継がれたか」に注目すると、流れがつかめます。記号と線の意味は、一般的な家系図と同じです。

対象・関係 記号・線 見方のポイント
男性 □(四角) 親王・天皇など男性を表す
女性 ○(丸) 内親王・皇后など女性を表す
親子 実線 皇位が親から子へ継がれた線
婚姻 二重線 天皇と皇后などの夫婦を結ぶ
故人 二重枠 過去の天皇など故人を表す

現在の皇位継承は、皇室典範により男系の男子に限られています。家系図で見ると、親子(実線)をたどって皇位がどう動いたかが分かります。記号や線の基本は家系図の記号・線の意味でも図解しています。

天皇家の家系図を作ってみる|記法とツール

天皇家のような長い家系図も、基本の記法は自分や家族の家系図と同じです。男性は□、女性は○で表し、親子は実線、婚姻は二重線で結びます。記法が分かれば、歴史上の系図を再現することも、自分の家系を描くこともできます。

ほかの有名人・名家の系図は、有名人・名家の家系図まとめでテーマごとに紹介しています。家系図づくりの基礎は家系図の書き方完全ガイドで解説しています。

実際に手を動かすなら、作成ツールが便利です。本サイトの家系図エディタは、男性を□・女性を○で表し、親子を実線、婚姻を二重線で結ぶ作りになっています。人物を足すと線が自動でつながるため、上の現代系図のような図もすぐに組み立てられます。和紙テンプレートにも対応し、PDFや画像で書き出せます。登録は不要で、ブラウザですぐに始められます。

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天皇家の家系図を読む前に確認すること

  • 見たい範囲を先に決める — 一系の全体像を追いたいのか、直近数代の現代の系図を確認したいのかで、必要な図の粒度が変わります
  • 神話・伝承上の代と、史実がほぼ確実な近現代以降の代を区別して見る — 初期の代は伝承として、現代は事実として、扱いを分けます
  • 皇位の継承は実線(親子)だけで追い、婚姻を表す二重線と混同しない
  • 南北朝や兄弟間の継承など、系統が枝分かれ・交差する時期は、その前後数代だけを抜き出して個別に確認する

よくある質問

天皇家の家系図は初代からどのくらい続いていますか?
天皇家は、初代とされる神武天皇から現在の今上天皇(第126代)まで続くとされ、ひとつの系譜が長く受け継がれてきたとされます。これは万世一系と呼ばれます。ただし神武天皇など初期の天皇は神話・伝承上の存在とされ、実在が確かめられているわけではありません。
現在の天皇(今上天皇)は家系図のどこにあたりますか?
現在の今上天皇(徳仁)は第126代で、第125代である上皇(明仁)の長男にあたります。家系図では、昭和天皇から上皇、上皇から今上天皇へと親子(実線)でつながります。弟の秋篠宮文仁が皇位継承順位の第1位とされています。
天皇家の家系図で皇位はどう継承されてきましたか?
皇位は皇室典範に基づいて継承され、現在は男系の男子に限られています。家系図で見ると、必ずしも長男へまっすぐ継がれてきたわけではなく、歴史上は兄弟やおじ・おい、いとこへ移った例もあります。親子の実線をたどると、継承の流れが分かります。
天皇家のような長い家系図はどう作ればいいですか?
百代を超える系図を一枚に描くのは難しいため、「古代」「中世」「近現代」など時代で区切り、注目する天皇の前後数代を取り出して描くのがコツです。基本の記法(男性は□、女性は○、親子は実線、婚姻は二重線)は自分の家系図と同じで、作成ツールを使えば長い系図も組み立てられます。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。