家系図とは何か|何がわかるか・作る意味をやさしく解説

最終更新 by 家系図マニア
家系図書き方戸籍
家系図とは何か|何がわかるか・作る意味をやさしく解説

「家系図(かけいず)」という言葉はよく耳にしますが、いざ作るとなると「そもそも家系図とは何を表すものなのか」「作ると何がわかるのか」が気になるところです。

家系図とは、血のつながりと続柄を、記号と線で表した図です。名前を並べた一覧表との違いは、線が意味を持っている点にあります。誰と誰が親子で、どこで婚姻があり、どこで養子縁組があったのか。文章で書けば何行にもなる関係を、線の種類だけで表せるのが家系図の働きです。

家系図の基本の形(祖父母・父母・本人)
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家系図は、親子を実線・夫婦を二重線で結び、上の世代から下の世代へと血のつながりを表します。本人と妹のように同じ親から生まれた兄弟姉妹は横に並びます。亡くなった方は二重枠(故人)で示します。

家系図とは何か|先祖代々のつながりを表した図

家系図とは、ある人を中心に、先祖や子孫の血のつながり(血縁)と続柄を線で結んで表した図のことです。「系図(けいず)」とも呼ばれ、上の世代から下の世代へと、誰が誰の親で、誰と誰が夫婦かが一目で分かるように描きます。

家系図では、人物を四角や丸などの記号で表し、関係を線で結びます。基本となる線は次のとおりです。

関係 線の種類
親子 実線
夫婦(婚姻) 二重線
養子 破線(実親子と区別する)
離婚 二重線に斜線を重ねた二重斜線

こうした記号と線の決まりに沿って描くことで、家族構成や代々のつながりを、文章よりもずっと分かりやすく伝えられます。

家系図でわかること|血縁・続柄・世代の3つ

家系図とは何かと家系図でわかることを示す図解

家系図を作ると、おもに次の3つのことが見えるようになります。

わかること 1
血のつながり(血縁)
  • 誰と誰が血でつながっているか、どの家とどの家が婚姻で結ばれたかが分かります。ばらばらに聞いていた親戚の関係が、一枚の図として整理されます。
わかること 2
続柄(つづきがら)
  • 自分から見て「祖父の弟」「父のいとこ」といった続柄が、図をたどることで正確に分かります。口頭では混乱しがちな遠い親戚の関係も整理できます。
わかること 3
世代と人数
  • 何代前までさかのぼれたか、各世代に何人いたかが見えます。先祖がいつの時代に生きていたか、家がどう続いてきたかを実感できます。

これらが分かると、相続で相続人の候補を整理したり(最終的な確定は戸籍一式で行います)、終活で家族に家のルーツを伝えたりといった、実用的な場面でも役立ちます。

直系と傍系の違い|家系図を読み解くための基礎

家系図を読むうえで知っておきたいのが、直系(ちょっけい)傍系(ぼうけい)の違いです。

区分 意味
直系 自分を縦にさかのぼる(または下る)血筋。父母・祖父母・曽祖父母、子・孫など
傍系 直系から枝分かれした血筋。きょうだい・おじおば・いとこなど

家系図を作るときは、まず自分から上へ向かう直系をしっかりたどり、そこに兄弟姉妹やおじ・おばといった傍系を加えていくのが基本です。直系だけの図を「系譜」と呼ぶこともあります。

家系図を作る目的|なぜ家系図を作るのか

家系図を作る理由は人によってさまざまですが、大きく次のような目的があります。

  • 先祖を知りたい — 自分のルーツや、家がどこから続いてきたかを知る
  • 相続の整理 — 相続人が誰になるかを把握し、手続きをスムーズにする
  • 終活・記録を残す — 家族や子孫に、家のつながりを形として残す
  • 趣味・教養 — 歴史好きが先祖調査を楽しむ、子どもの自由研究に使う

目的によって、どこまで詳しく作るか(直系だけか、親戚も含めるか)が変わります。まずは「何のために作るのか」を決めておくと、調べる範囲がはっきりします。

戸籍をもとに家系図を作る流れ|たどれる範囲の目安

自分の家系図を作る基本は、戸籍(こせき)をたどることです。戸籍には、いつ生まれ、誰と結婚し、誰の子であるかが記録されているため、これをさかのぼることで先祖をたどれます。

おおまかな流れは次のとおりです。

手順 1
自分の戸籍を取る
  • まず本籍地の役場で自分の現在の戸籍を取得します。ここに両親の名前などの手がかりが載っています。
手順 2
古い戸籍へさかのぼる
  • 親・祖父母・曽祖父母…と、除籍謄本や改製原戸籍をさかのぼって取得していきます。
手順 3
読み取って図にする
  • 集めた戸籍から人物と続柄を読み取り、実線・二重線などの関係線でつないで家系図に仕上げます。

戸籍でたどれるのは、保存期間の関係でおおむね4〜5代前(高祖父母の前後)までが目安です。たどれる範囲は古い戸籍の保存期間と廃棄でくわしく解説しています。

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家系図の作り方を一から知りたい方は、家系図の書き方完全ガイドもご覧ください。

家系図は、家名や由緒のある家のためのものではありません。自分の名前を書いて、両親を上に足す。それだけでもう家系図です。分からない世代は空けたままでかまいません。戸籍を取るのは、その空白を埋めたくなってからで十分です。まずは自分を中心に、覚えている範囲から書き始めてみてください。

よくある質問

家系図とは何ですか?
家系図とは、ある人を中心に、先祖や子孫の血のつながり(血縁)と続柄を、記号と線で結んで表した図のことです。親子は実線、夫婦は二重線などの決まりに沿って描き、誰が誰の親で、誰と誰が夫婦かを一目で分かるようにします。
家系図を作ると何がわかりますか?
血のつながり(血縁)、自分から見た続柄、世代と人数の3つが分かります。ばらばらに聞いていた親戚の関係が一枚の図に整理され、相続人の候補の把握(確定は戸籍一式で行います)や、家のルーツを家族に伝えることにも役立ちます。
直系と傍系の違いは何ですか?
直系は、父母・祖父母や子・孫のように、自分を縦にさかのぼる(または下る)血筋です。傍系は、きょうだいやおじ・おば、いとこのように、直系から枝分かれした血筋を指します。家系図はまず直系をたどり、傍系を加えていくのが基本です。
家系図はどこまでさかのぼれますか?
戸籍をもとに作る場合、古い戸籍の保存期間の関係で、おおむね4〜5代前(高祖父母の前後)までが目安です。戸籍が残っているかは家や自治体によって異なり、それより前は廃棄でたどれないこともあります。
家系図はどうやって作りますか?
自分の現在の戸籍を取り、そこから親・祖父母・曽祖父母へと除籍謄本や改製原戸籍をさかのぼって集めます。集めた戸籍から人物と続柄を読み取り、実線・二重線などの関係線でつないで図にします。家系図エディタを使えば、線の引き方を意識せず手軽に作れます。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。