家系図の縦書き・縦組みレイアウト|伝統的な並べ方と作り方

最終更新 by 家系図マニア
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家系図の縦書き・縦組みレイアウト|伝統的な並べ方と作り方

仏壇に飾る家系図を和紙で仕立てたいと表具店に相談したとき、「文字は縦書きにしますか、それとも巻物風の横長にしますか」と聞かれて答えに詰まった、という方は少なくありません。縦書きと一口に言っても、世代を上から下へ重ねる縦型と、右から左へ流す巻物型では、レイアウトそのものが違います。まずは両者の違いを整理してから、自分が仕立てたい形を選ぶと迷わずに済みます。

世代を上から下へ並べた縦型レイアウトの例
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祖父母・父母・本人と妹を、世代ごとに上から下へ三段で並べた縦型の家系図。同じ世代を横一列にそろえると、世代の上下と続柄が読み取りやすくなります。祖父は没年のある故人として表しています。

家系図の縦書きとは|縦型と巻物型の2つの並べ方

家系図で「縦書き」「縦」というとき、主に2つの意味があります。整理しておきましょう。

並べ方 特徴
縦型(縦系図) 世代を上から下へ並べる。古い世代(先祖)を上に、新しい世代(子孫)を下に置く
巻物型(横長) 右から左へ世代を流す。右端に始祖、左へ世代が進む。巻物・掛軸に向く

どちらも、文字(名前や続柄)は縦書きで記すのが伝統的なスタイルです。縦型は系図全体の流れも縦、巻物型は文字は縦書きでも系図の流れは横(右→左)になる、という違いがあります。

まずは作りやすい縦型から考えると整理しやすいでしょう。上の図のように、同じ世代を横一列にそろえて段を重ねると、世代の上下関係がはっきりします。人物記号や関係線の意味は、家系図の記号・線の意味でくわしく図解しています。

家系図の縦型レイアウト|先祖を上・子孫を下に

家系図の縦書き・縦組みレイアウトの図解

縦型の家系図は、先祖を上に、子孫を下に置くのが基本です。世代が下るほど下の段へ進みます。

  • 同じ世代は横一列にそろえる — 祖父母・父母・本人といった各世代を、それぞれ一つの段にまとめます。
  • 夫婦は横に並べて配偶者線(二重線)で結ぶ — 夫婦を同じ段の隣どうしに置きます。
  • 子は配偶者線の中点から下へ親子線(実線)を下ろす — 親世代の下の段に子を置き、上から線でつなぎます。

この「世代=段」を意識すると、人数が増えても縦に整った家系図になります。続柄をどこに書くか、兄弟をどう並べるかといった基本は、家系図の書き方完全ガイドもあわせてご覧ください。

家系図を縦書きで整える|名前・続柄の文字組み

縦書きの家系図では、文字組みを少し整えるだけで、ぐっと趣が増します。

  • 名前は縦書きで中央にそろえる — 人物の枠の中で、氏名を縦に組みます。姓と名のあいだは詰めすぎないと読みやすくなります。
  • 生没年・続柄は小さく添える — 名前より小さな文字で、生没年や続柄(長男・次女など)を脇に添えます。生没年の書き方は名前・生没年の書き方を参考にしてください。
  • 数字は漢数字にすると和の趣が出る — 「一八五〇年」のように漢数字で組むと、和紙・筆書きの雰囲気になじみます。読みやすさを優先するなら算用数字でも構いません。

家系図を巻物・掛軸に仕立てる|横長と表装

伝統的な家系図の代表が、巻物や掛軸に仕立てたものです。巻物型は右端を始祖として、左へ世代を流していく横長のレイアウトになります。

巻物に仕立てる場合は、まず内容(人物・関係)を縦書きで整えた原稿を作り、それを表装(裏打ちして軸や巻物に仕立てる加工)に出す流れが一般的です。表装の種類や費用相場、自分で作る進め方は、家系図を巻物で残す方法でくわしく解説しています。代々書き継いでいきたい方は、あわせてご覧ください。

ブラウザのツールで縦の家系図を整えてから印刷し、その紙を表装に出す、という進め方なら、下書きの手間を抑えながら美しい巻物に仕上げられます。

縦書きの家系図を作る方法|テンプレート・エディタ

縦書き・縦組みの家系図を一から手で整えるのは、行間や文字の中心をそろえるのに少し手間がかかります。家系図テンプレートやオンラインの作成ツールを使えば、人物と関係線を配置するだけで、整った縦型の家系図に仕上げられます。

本サイトの家系図エディタは、人物を追加して関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)を選ぶだけで、世代の段がそろった家系図を作れます。和紙風のテンプレートを選べば、縦書きの趣をそのまま生かした、落ち着いた一枚に仕上がります。登録は不要で、ブラウザですぐに使えます。印刷して表装に出せば、巻物や掛軸への仕立ても進めやすくなります。

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家系図の縦書きレイアウトの前に確認すること

  • 縦型(先祖を上・子孫を下)にするか、巻物型(右から左)にするか、仕立てる場所(仏壇か床の間かなど)に合わせて決めているか
  • 世代の段数と載せる人数が、選んだレイアウトに無理なく収まる規模か
  • 名前・続柄・生没年の文字の大きさの序列を決めているか
  • 数字を漢数字にするか算用数字にするか、全体で統一する方針があるか
  • 巻物・掛軸に仕立てる予定があるなら、原稿の仕上がりサイズを表具店に確認したか

よくある質問

家系図は縦書きと横書きのどちらがよいですか?
決まりはありません。先祖代々の記録として和の趣を出したいなら、伝統的な縦書き・縦型が向きます。世代の上下(どちらが上の世代か)も伝わりやすい形です。一方、横に広い大家族や、パソコンで手早く作りたい場合は横書き・横型が扱いやすいこともあります。目的に合わせて選びましょう。
縦型と巻物型は何が違いますか?
縦型は世代を上から下へ並べ、先祖を上・子孫を下に置きます。巻物型は右から左へ世代を流す横長のレイアウトで、右端を始祖とします。どちらも文字は縦書きで記すのが伝統的です。巻物・掛軸に仕立てるなら巻物型、一枚の系図として整えるなら縦型が作りやすいでしょう。
縦書きの家系図で数字は漢数字にすべきですか?
必須ではありません。漢数字(一八五〇年など)にすると和紙・筆書きの趣になじみますが、読みやすさを優先して算用数字を使っても構いません。生没年や続柄は名前より小さな文字で脇に添えると、全体の流れを妨げずに示せます。
縦書きの家系図を巻物にするにはどうしますか?
まず人物と関係を縦書きで整えた原稿を作り、それを表装(裏打ちして軸や巻物に仕立てる加工)に出すのが一般的です。表装の種類や費用、自分で作る方法は別記事の『家系図を巻物で残す方法』でくわしく解説しています。ツールで下書きを整えてから印刷し、表装に出すと手間を抑えられます。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。