家系図を手書きで作る方法|用紙・道具と書き方のコツを解説

最終更新 by 家系図マニア
家系図書き方テンプレート
家系図を手書きで作る方法|用紙・道具と書き方のコツを解説

家系図の手書きとは、紙と定規・ペンだけで、世代を段状に並べ関係線を引いて家族のつながりを書き起こす作り方を指します。パソコン作業とは違って線の引き直しがきかない一発勝負に近く、下書きの段階で配置と関係線の種類を決めておくことが欠かせません。とくに誤解されがちなのが「清書から始めても直せる」という考え方で、実際には鉛筆の下書きなしに清書へ進むと、人物が紙からはみ出したり線が交差したりして、結局書き直しになりがちです。

手書き前に下書きしたい三世代家系図
この家系図を編集
方眼紙に下書きする前に、世代の高さと関係線の種類を確認できる基本例です。

家系図を手書きで作る|メリットと向いている場面

手書きには、デジタルにはない良さがあります。まずは、手書きが向いている場面を押さえておきましょう。

  • 思い立ったらすぐ始められる — 紙とペンさえあれば、機器の準備なしに書き出せます。
  • 温かみのある仕上がりになる — 自筆の文字は、世代を超えて残したときに味わいが出ます。
  • 法事や帰省の席で囲める — 一枚の紙を家族で囲み、覚えていることを書き足していけます。

一方、人数が多い場合や、後から何度も書き直す可能性がある場合は、配置がずれやすく手間がかかります。まずは直系3代ほどの小さな範囲から手書きで始め、規模が大きくなったらデジタルに切り替えるのも一つの方法です。

家系図を手書きで作る道具|用紙・筆記具の選び方

手書きで作る家系図のイメージ

きれいな家系図は、道具選びから始まります。最低限そろえておきたいものは次のとおりです。

道具 おすすめ 役割
用紙 方眼紙・A3以上の大判 線をまっすぐ引き、世代をそろえる
鉛筆 シャープペン+消しゴム 下書き・配置の調整
ペン 細字の黒・赤 清書・補足の書き込み
定規 30cm以上 関係線をまっすぐ引く

家系図を手書きで作る手順|下書きから清書まで

道具がそろったら、次の手順で進めます。書き始める前に「どこまで載せるか(範囲)」を決めておくと、途中で破綻しません。

家系図を手書きで作る流れ
STEP 1
範囲と方向を決める
  • 自分を起点に何代さかのぼるか、兄弟姉妹をどこまで含めるかを決めます。世代を上から下へ重ねる縦型が一般的です。
STEP 2
鉛筆で下書きする
  • 世代を横一列にそろえ、人物を仮置きします。夫婦は横並び、子は下に。全体のバランスを見ながら位置を調整します。
STEP 3
名前・続柄・生没年を書き込む
  • 各人物に名前を記し、必要に応じて続柄や生年・没年を添えます。故人は枠を二重にするなどで区別します。
STEP 4
関係線を引いて清書する
  • 親子(実線)・配偶者(二重線)・離婚(二重斜線)・養子(破線)を定規で引き分けます。最後に鉛筆の下書きを消して仕上げます。

人物を並べるときは、世代を横一列にそろえる・年長者を右に置く・夫婦は横に並べて結ぶの3つを意識すると、ぐっと読みやすくなります。

家系図を手書きするときの関係線|親子・配偶者・離婚・養子

手書きでも、関係線の意味を統一しておくことが大切です。線を描き分けておけば、養子や離婚を含む関係も、後から見た家族に正確に伝わります。

関係 線の種類 手書きでの引き方
親子 実線 夫婦を結ぶ線の中点から子へ実線を下ろす
配偶者(婚姻) 二重線 定規で2本の線を平行に引く
離婚(元配偶者) 二重斜線 配偶者の二重線に斜線を重ねる
養子 破線 実子の実線と区別して破線を引く

関係線のルールをもっと詳しく知りたい方は、家系図の書き方完全ガイドで記号や配置のルールとあわせて解説しています。

家系図の手書きとデジタル作成|上手な使い分け

手書きは温かみのある一方で、書き直しに弱いという弱点があります。次のような場合は、デジタルでの作成が向いています。

  • 人物が多く、配置を何度も調整したい
  • 後から人物を追加していきたい
  • 印刷して複数の家族に配りたい・和風に仕上げたい

下書きや構想は手書きで行い、清書をデジタルに任せる、という組み合わせもおすすめです。手書きで全体像を固めてからツールに入力すると、迷わず仕上げられます。

本サイトの家系図エディタは、ここで解説した関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)をそのまま選んで引けます。人物を追加しても線が自動でつながり、手書きのような引き直しが要りません。和紙・免許状風のテンプレートで、仏壇に飾れる仕上がりにもできます。登録は不要です。

\登録不要・ブラウザですぐ作成/
家系図を無料で作ってみる
和紙テンプレート対応
PDF・画像で書き出し

家系図を手書きで作る方法まとめ

手書きの家系図がきれいに仕上がるかどうかは、実のところ下書きの丁寧さでほぼ決まります。方眼紙に鉛筆で世代と配置を固めてから、定規で関係線(実線・二重線・二重斜線・破線)を引き分けて清書すれば、初めてでも破綻しません。人数が多くなったり、書き直しの回数が増えてきたりしたら、無理に手書きにこだわらず、デジタルとの併用に切り替えるのも賢い判断です。まずは身近な3代から、紙とペンで気軽に描き始めてみてください。

よくある質問

家系図を手書きするのに、どんな用紙が向いていますか?
線をまっすぐ引き、世代をそろえやすい方眼紙がおすすめです。人数が多くなりそうなら、A3以上の大判を選ぶと窮屈になりません。清書を和紙で残す場合も、まず方眼紙で下書きすると失敗が減ります。
手書きの家系図で書き間違えたらどうすればいいですか?
鉛筆で下書きしてからペンで清書すれば、配置の失敗を防げます。清書後の修正は、修正テープよりも書き直しのほうがきれいに残ります。書き直しが多くなりそうな場合は、デジタルでの作成も検討してください。
手書きとパソコン作成は、どちらがいいですか?
温かみや手軽さを重視するなら手書き、人数が多く書き直しや印刷をしたいならデジタルが向いています。下書きを手書き、清書をデジタルにする組み合わせもおすすめです。
手書きでも夫婦の二重線はきれいに引けますか?
定規を使い、2本の線を平行に引けばきれいに表せます。間隔をそろえるのがコツです。線の引き分けを手早く正確に行いたい場合は、線種を選べる専用エディタも便利です。

AUTHOR

家系図マニアのプロフィール画像

家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。