続柄「配偶者」とは?妻・夫・元配偶者の書き方と意味を家系図で解説

最終更新 by 家系図マニア
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続柄「配偶者」とは?妻・夫・元配偶者の書き方と意味を家系図で解説

この記事で分かること

  • 続柄の「配偶者」とは何か|妻・夫をまとめた書き方
  • 「妻」「夫」の書き方|住民票・年末調整・相続など書類別の記入例
  • 離婚した相手(元夫・元妻)の続柄の扱い
  • 内縁・事実婚の相手はどう書くか
  • 配偶者・元配偶者を家系図の二重線・二重斜線で描き分けるコツ

相続の書類を書いている途中、「配偶者」の欄と「妻・夫」の欄が別々に用意されていて、どちらも自分に当てはまる気がしてペンが止まる——そんな場面に出くわした方は少なくありません。さらに離婚歴があると、元配偶者や、その相手との間の子をどう書けばよいのか、書類を前にして手が止まりがちです。

配偶者・元配偶者を描き分けた家系図
この家系図を編集
本人を中心に、現在の配偶者は二重線、離婚した元配偶者は二重斜線で結んでいます。配偶者と元配偶者は線の種類で描き分けます。

続柄の「配偶者」とは|妻・夫をまとめた書き方

続柄(つづきがら)の「配偶者」とは、法律上の婚姻関係にある相手、つまり妻または夫を指す言い方です。男女どちらにも使える中立的な言葉で、書類の様式によっては「配偶者」という欄が設けられています。

具体的に妻か夫かを書く欄では、「」「」と性別に応じて書きます。どちらで書くかは、書類の様式と「誰を中心に見るか」で決まります。

書き方 読み方 意味・使われ方
配偶者 はいぐうしゃ 妻・夫をまとめた中立的な言い方
つま 婚姻関係にある女性側の相手
おっと 婚姻関係にある男性側の相手

続柄「妻・夫」の書き方|書類別の記入例

配偶者を二重線、元配偶者を二重斜線で描き分けた和モダンな家系図の図解

配偶者の続柄は、書類によって書き方や中心人物が変わります。代表的な書類での書き方を整理します。

書類 配偶者の書き方 中心となる人
住民票 妻/夫 世帯主
年末調整(扶養控除等申告書) 妻/夫 申告する本人
確定申告(配偶者控除の欄) 妻/夫 申告する本人
相続関係説明図・法定相続情報一覧図 妻/夫(配偶者) 被相続人(亡くなった方)

住民票では、世帯主から見た関係を書くため、世帯主の配偶者は「妻」または「夫」と記載されます。年末調整や確定申告の配偶者控除欄では、申告する本人から見て「妻」「夫」と書きます。

続柄「元配偶者(元夫・元妻)」の書き方|離婚後の扱い

離婚した相手を「元配偶者」「元夫」「元妻」と呼びますが、続柄として書類に書く場面は多くありません。離婚すると、その相手との婚姻関係(および姻族関係)は終了するため、現在の続柄欄に「元妻」「元夫」と書くことは基本的にないからです。

ただし、相続の場面では元配偶者の扱いを正しく整理する必要があります。ポイントは次のとおりです。

  • 元配偶者は相続人にならない — 離婚により婚姻関係が終了しているため、元夫・元妻は相続人になりません。
  • 元配偶者との間の子は相続人になる — 離婚しても親子関係は続くため、前の配偶者との間に生まれた子は相続人になります。
  • 法定相続情報一覧図には載せない — 元配偶者は相続人ではないため、法務局に出す法定相続情報一覧図には記載しません。その子は被相続人の「長男」「長女」などとして書きます。

離婚・再婚の家系図の書き方は離婚・再婚の家系図の書き方|二重斜線と前妻・後妻の描き分けで図とともに詳しく解説しています。

続柄「配偶者」で間違えやすいポイント|内縁・事実婚・再婚

配偶者の続柄でとくに迷いやすいケースを整理します。

  • 内縁・事実婚の相手 — 婚姻届を出していない相手は、法律上の配偶者ではありません。住民票では「夫(未届)」「妻(未届)」と記載されることがあり、相続では相続人になりません(財産を残すには遺言や生命保険などの備えが必要です)。
  • 再婚した場合 — 前の配偶者とは離婚で関係が終わり、再婚相手が新たな配偶者になります。家系図では、前配偶者と後配偶者をそれぞれ別の配偶者線で結びます。
  • 配偶者の親・兄弟姉妹 — 配偶者の親は「義父」「義母」、配偶者の兄弟姉妹は「義兄」「義姉」などと書きます。これらは婚姻によって生じる姻族(いんぞく)です。

書類別の続柄の書き方全体は続柄の読み方・書き方 完全ガイドに、義父母など姻族を含む親族全体の呼び方は家系図で分かる親族の呼び方・続柄一覧にまとめています。

続柄「配偶者」を家系図で書く方法|二重線と離婚の二重斜線

配偶者・元配偶者の関係は、家系図に書き込んでおくと、相続の場面で誰が相続人かを整理するのに役立ちます。書き込むときのポイントは3つです。

  • 配偶者は二重線で結ぶ — 婚姻関係にある夫婦は、横に並べて二重線で結びます。
  • 離婚は二重斜線で示す — 元配偶者は、配偶者の二重線に斜線を重ねた二重斜線で結び、離婚を示します。
  • 子は両方の親から線を引く — 前の配偶者との間の子も省かず、親子の実線でつないで相続関係を正確に表します。

系統図で広く使われる標準的な記法では、関係線を次のように描き分けます。

関係 線の種類 書き方のポイント
配偶者(婚姻) 二重線 夫婦を横に並べ、二重の横線で結びます
離婚(元配偶者) 二重斜線 配偶者の二重線に斜線を重ね、離婚を示します
親子 実線 夫婦を結ぶ線の中点から、子へ向けて下ろします

本サイトの家系図エディタは、配偶者(二重線)と元配偶者(二重斜線)をそのまま選んで描き分けられます。名前の下に「妻」「夫」「前妻」などの続柄を添えれば、再婚や前の配偶者との子を含む関係も正確に表せます。相続関係を確認するための下書きとしても便利です。和紙・免許状風のテンプレートも用意していますので、仏壇に飾れる本格的な仕上がりにできます。登録は不要です。

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配偶者と元配偶者を線で描き分け
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配偶者の続柄を書く前に確認すること

  • どの欄に書くか確認する — 「配偶者」という中立的な欄なのか、「妻」「夫」と性別で書く欄なのかを先に確かめます。
  • 法律上の婚姻関係があるかを確認する — 内縁・事実婚の相手は法律上の配偶者ではないため、書類上の扱いが変わります。
  • 離婚歴があれば元配偶者との子の扱いを整理する — 元配偶者自身は相続人になりませんが、その子は相続人になるため、両者を混同しないよう確認します。
  • 家系図で二重線・二重斜線を描き分けておく — 配偶者と元配偶者を線の種類で区別しておくと、相続関係の書類を作るときにそのまま参照できます。

よくある質問

続柄欄には「配偶者」と「妻・夫」のどちらを書きますか?
書類の様式によります。「配偶者」という欄があればそのまま使え、性別を問わず記入できます。「世帯主との続柄」のように具体的な関係を書く欄では、「妻」または「夫」と書きます。どちらも法律上の婚姻関係にある相手を指す点は同じです。
離婚した相手(元配偶者)は相続人になりますか?
なりません。離婚により婚姻関係が終了しているため、元夫・元妻は相続人になりません。ただし、前の配偶者との間に生まれた子は、離婚後も実の子であり相続人になります。離婚で終わるのは夫婦の関係であって、親子関係は続くためです。
相続関係説明図で元配偶者はどう書きますか?
元配偶者そのものは相続人ではありませんが、関係を正しく示すために図に入れ、「前妻」「前夫」と注記します。その人との間の子は、被相続人の「長男」「長女」などとして書きます。家系図では、離婚を二重斜線で示すと一目で分かります。
内縁・事実婚の相手は続柄に何と書きますか?
婚姻届を出していない相手は法律上の配偶者ではありません。住民票では「夫(未届)」「妻(未届)」と記載されることがあります。相続では相続人にはなりません(財産を残すには遺言や生命保険などの備えが必要です)。続柄に迷うときは、まず婚姻届の有無(法律上の婚姻かどうか)を確認しましょう。
再婚した場合、前の配偶者と今の配偶者はどう区別しますか?
前の配偶者とは離婚で関係が終わり、再婚相手が新たな配偶者になります。家系図では、前配偶者を二重斜線(離婚)、今の配偶者を二重線(婚姻)で結び、それぞれ別の配偶者線で描き分けます。前の配偶者との間の子は、親子の実線でつないで相続関係を正確に表します。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。