中村米吉の家系図|父は人間国宝・中村歌六、叔父は中村又五郎

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中村米吉の家系図|父は人間国宝・中村歌六、叔父は中村又五郎

五代目中村米吉の家族関係は、最初に「父・弟・叔父・いとこ」の4つの関係を押さえると迷いません。父は五代目中村歌六、弟は初代中村龍之助、叔父は三代目中村又五郎です。叔父・又五郎の息子である四代目中村歌昇と初代中村種之助が、米吉のいとこにあたります。

米吉との関係 人物 覚えておきたい点
五代目 中村歌六 人間国宝、以前は四代目米吉
初代 中村龍之助 父・歌六の次男
叔父 三代目 中村又五郎 父・歌六の弟
いとこ 四代目 中村歌昇・初代 中村種之助 叔父・又五郎の長男と次男

ここで重要なのが、父もかつて「中村米吉」だったことです。父は四代目米吉から五代目歌六へ進み、その旧名を長男が五代目として継ぎました。現在の米吉と父の前名を同一人物にまとめず、二人の親子として描く必要があります。

中村米吉の家系図|中村歌六・又五郎へ広がる播磨屋

日本俳優協会の歌舞伎俳優名鑑と公表家系図をもとに、五代目米吉を中心として、祖父、父、弟、叔父、いとこまでを整理しました。

五代目中村米吉と歌六・又五郎・龍之助の家系図
祖父・四代目歌六から、父・五代目歌六と叔父・三代目又五郎へ分かれ、米吉・龍之助・歌昇・種之助へ続く簡易家系図です。
米吉との関係 人物 家系図で分かること
祖父 四代目 中村歌六 五代目歌六と三代目又五郎の父、没後に歌六を追贈
五代目 中村歌六 祖父の長男、前名は四代目米吉
本人 五代目 中村米吉 父の長男、播磨屋の女方
初代 中村龍之助 父の次男
叔父 三代目 中村又五郎 祖父の次男、父の弟
いとこ 四代目 中村歌昇 又五郎の長男
いとこ 初代 中村種之助 又五郎の次男

父・歌六と叔父・又五郎が兄弟、その子ども同士である米吉・龍之助と歌昇・種之助がいとこです。全員が屋号を播磨屋としていますが、同じ屋号だから親族なのではありません。公式プロフィールで確認できる親子関係を線で結んだ結果、この続柄になります。

祖父は生前、二代目中村歌昇を名のり、俳優を廃業したのちに四代目中村歌六を追贈されました。いとこの四代目歌昇とは別人です。代数だけでなく、世代と親子線を合わせて見ると混同を防げます。

中村米吉の父の家系図|人間国宝・五代目中村歌六

父の五代目中村歌六は1950年10月14日生まれ。四代目中村歌六の長男で、1955年9月に四代目中村米吉を名のって初舞台を踏みました。1981年6月、『一條大蔵譚』の一條大蔵長成卿で五代目中村歌六を襲名しています。

2023年には重要無形文化財保持者に各個認定され、いわゆる人間国宝となりました。日本俳優協会の役員紹介では、国立劇場優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本芸術院賞、紫綬褒章などの受賞歴も確認できます。

父・歌六は幅広い立役を勤め、息子の米吉は女方として評価を高めてきました。家系図の人物枠に、父は「立役」、本人は「女方」と注記すると、血縁だけでなく芸の違いも読み取れます。

時期 父の名 芸歴上の意味
1955年から 四代目 中村米吉 初舞台で名のった前名
1981年から 五代目 中村歌六 現在の名跡を襲名
2023年 五代目 中村歌六 重要無形文化財保持者に各個認定

父の人物枠を「四代目米吉」と「五代目歌六」の二つに分けると、現在の五代目米吉が父の弟や別世代に見えてしまいます。家系図では父を最終名の五代目歌六として一枠に置き、「前名:四代目米吉」と記録します。

中村米吉の名跡の家系図|父の四代目から本人の五代目へ

五代目米吉は1993年3月8日生まれ。父・五代目歌六の長男です。2000年7月、歌舞伎座『宇和島騒動』の武右衛門倅武之助で、五代目中村米吉を襲名すると同時に初舞台を踏みました。2015年1月には名題へ昇進しています。

父が歌六を襲名した1981年から、長男が五代目米吉を名のる2000年までは19年あります。四代目と五代目が同時期に「米吉」として活動していたわけではなく、父が次の名へ進んだあとに、旧名が子へ受け継がれました。

四代目中村米吉から五代目中村米吉へ親子で名跡が受け継がれた流れを示す概念図

名跡の継承は、親子関係そのものとは別の情報です。父から本人へは実親子の実線を引き、名跡の受け渡しは矢印付き年表や人物枠の注記で表します。親子線を「襲名線」と兼用すると、血縁と芸名の二つの意味が混ざります。

中村米吉と中村龍之助の家系図|兄弟で迎えた2000年の初舞台

初代中村龍之助は1995年4月22日生まれ。五代目歌六の次男で、長男である米吉の弟にあたります。歌舞伎俳優名鑑によると、龍之助も2000年7月の歌舞伎座『宇和島騒動』で初舞台を踏みました。

同じ公演で、米吉は武右衛門の倅・武之助、龍之助は若殿・春松君を勤めています。二人は同じ月にそれぞれ五代目中村米吉、初代中村龍之助を名のって初舞台を迎えた兄弟です。

「龍之助」という名は初代なので、父や祖父から同じ代数で直接受け継いだ名ではありません。家系図では兄弟を父・歌六の下に横並びで置き、出生順に米吉、龍之助と配置します。兄弟を結ぶ直接の横線は引かず、共通の親から分岐する親子線で関係を表します。

中村米吉と中村又五郎の家系図|叔父といとこ・歌昇、種之助

三代目中村又五郎は1956年4月26日生まれ。四代目歌六の次男で、五代目歌六の弟です。したがって、五代目歌六の長男である米吉から見ると父方の叔父にあたります。

又五郎の長男が四代目中村歌昇、次男が初代中村種之助です。歌昇は1989年生まれ、種之助は米吉と同じ1993年生まれ。二人とも米吉の父方のいとこです。

人物 米吉との続柄
五代目 中村米吉 五代目 中村歌六 本人
初代 中村龍之助 五代目 中村歌六
四代目 中村歌昇 三代目 中村又五郎 いとこ
初代 中村種之助 三代目 中村又五郎 いとこ

「歌昇」の名跡は、父・又五郎が三代目を名のったのち、その長男が四代目として継ぎました。現在の五代目歌六の子は米吉と龍之助、三代目又五郎の子が歌昇と種之助です。同じ「歌昇」でも代数と活動時期を分け、一代上の親を確認すれば続柄を取り違えません。

中村米吉の屋号と家系図|播磨屋と名跡を分けて読む

米吉、父の歌六、叔父の又五郎、いとこの歌昇・種之助は、いずれも屋号が播磨屋です。屋号は舞台で俳優の家や芸の系統を示す呼び名で、戸籍上の姓とは別のものです。

同じ播磨屋には、家系図の別の枝へ広がる俳優もいます。父・歌六の公式プロフィールには、いとことして中村時蔵、中村錦之助、中村獅童が挙げられています。ただし、今回の図は米吉から一親等の父、二親等の祖父と弟、三親等の叔父、四親等のいとこまでに絞り、父と叔父の枝だけを追える範囲にとどめました。

家系図へ屋号を書く場合は、人物名の代わりにせず、注記欄へ「屋号:播磨屋」と添えます。親子は実線、婚姻は二重線、養親子は破線という関係線の意味は、屋号が同じでも変わりません。

似た例として、中村壱太郎の家系図では歌舞伎名と舞踊名、市川染五郎の家系図では三代同時襲名による名前の変化を整理しています。名跡と血縁を別の層で記録すると、歌舞伎の家系図は読みやすくなります。

中村米吉の家系図で襲名を整理する方法|同じ名を一人ずつ置く

五代目米吉の家系図を自分で描くなら、祖父・四代目歌六を最上段に置きます。その下で、長男の五代目歌六と次男の三代目又五郎へ親子線を分岐させます。

次の段では、五代目歌六の下に米吉と龍之助、三代目又五郎の下に歌昇と種之助を並べます。これで兄弟といとこの違いが、線の分かれ方から分かります。

名前は次のように整理します。

  1. 五代目中村歌六:「前名・四代目中村米吉」と注記
  2. 五代目中村米吉:父とは別の人物枠を作る
  3. 中村龍之助・中村種之助:「初代」を添える
  4. 中村歌昇:「四代目」を添えて同名の先代と区別

実親子には実線を使います。今回の範囲には養子関係や離婚関係を入れていないため、破線や二重斜線は使いません。必要な線だけを使うほうが、名跡の多い家でも読みやすい図になります。基本の線は家系図の書き方完全ガイド、兄弟の配置は兄弟姉妹の家系図での書き方で確認できます。

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中村米吉の家系図に関するよくある質問

中村米吉の父は誰ですか?
父は五代目中村歌六です。歌六は1955年に四代目中村米吉として初舞台を踏み、1981年に現在の名を襲名しました。2023年には人間国宝に認定されています。
中村米吉の父も米吉を名のっていたのですか?
はい。父・五代目中村歌六の前名が四代目中村米吉です。現在の本人は五代目なので、四代目と五代目は実の父子です。
中村米吉に兄弟はいますか?
歌舞伎俳優名鑑で公表されている弟に、初代中村龍之助がいます。二人は2000年7月の歌舞伎座『宇和島騒動』で同じ月に初舞台を踏みました。
中村米吉と中村又五郎の続柄は?
三代目中村又五郎は米吉の父・五代目中村歌六の弟なので、米吉の叔父です。又五郎の息子である中村歌昇と中村種之助は米吉のいとこです。
中村米吉は何と読みますか?
「なかむら よねきち」と読みます。現在の五代目米吉は1993年生まれで、屋号は播磨屋です。

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祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。