家系図作成代行・行政書士の選び方|失敗しない比較の5つの軸

最終更新 by 家系図マニア
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家系図作成代行・行政書士の選び方|失敗しない比較の5つの軸

家系図作成代行とは、戸籍の収集から作図・製本までを専門の業者や事務所に任せられるサービスのことです。「行政書士に頼むべき?」と思われがちですが、作成そのものに資格は必要なく、比較すべきは資格の有無より調査範囲や納品形式です。代行業者はたくさんあり、料金も調査範囲もさまざまで、安さだけで選ぶと思っていた内容と違って後悔することもあります。

自分で作る選択肢も含めて、納得して頼める手引きとしてお使いください。

代行依頼で整理する戸籍系図の例
この家系図を編集
戸籍で判明した先祖から現在の自分までをたどり、養子縁組の記録も破線で区別した例です。

家系図作成代行とは|戸籍集めから作図・製本まで任せられる

家系図作成代行とは、戸籍の収集から系図の作成、製本までを専門の業者や事務所が代わりに行うサービスです。家系図づくりには、古い戸籍を各地から集め、変体仮名や古い表記を読み解く手間がかかります。その作業を任せられるのが代行の価値です。

依頼できる内容は業者によって幅があります。

  • 戸籍の収集:本籍地をたどって除籍・改製原戸籍を集める
  • 系図の作成:集めた戸籍を読み解き、家系図に起こす
  • 追加調査:戸籍を超えて、古文書や現地での聞き取りを行う
  • 装丁・製本:巻物・掛軸・冊子などに仕立てる

「戸籍集めだけ頼みたい」「巻物まで本格的に仕立てたい」など、どこまで任せるかで選ぶプランと費用が変わります。費用の相場は家系図作成の費用でくわしくまとめています。

家系図作成は行政書士でないとできない?|資格の関係

家系図作成代行・行政書士の選び方(調査範囲・資格・個人情報・納品・サポートの比較軸)を整理した和モダンな図解

「家系図は行政書士に頼まないと作れない」と思われがちですが、そうではありません。家系図の作成そのものに資格は必要なく、誰が作ってもかまいません。過去の裁判でも、家系図作成は資格がなくても行える業務だと示されています。

ただし、依頼者に代わって戸籍を職務として取得する「職務上請求」ができるのは、行政書士・司法書士・弁護士などの有資格者に限られます。ここが資格の関係するポイントです。職務上請求は無制限ではなく、受任した業務に必要な範囲に限られます。

作業 資格なしの業者 行政書士など有資格者
家系図の作成・作図 できる できる
本人・直系の戸籍取得 本人申請・委任状で可 委任状や職務上請求で可
業務に必要な戸籍の職務上請求 できない できる(必要な範囲に限る)

なお、自分や直系の戸籍であれば、本人が市役所で取得できます。戸籍集めを自分で行えば、有資格者でなくても家系図は作れます。戸籍の取り方は戸籍謄本の取り方をご覧ください。

家系図作成代行の選び方|比較すべき5つのポイント

代行業者を選ぶときは、料金だけでなく次の5つの軸で比べると失敗しにくくなります。

# 比較ポイント 確認すること
1 調査範囲と料金の明確さ 系統数ごとの料金、追加費用の有無
2 資格と実績 行政書士・司法書士か、作成実績
3 個人情報の管理体制 プライバシーマークなどの取得
4 納品形式 製本・データ・巻物など仕上げの種類
5 調査・サポートの深さ 戸籍を超えた調査、アフター対応

調査範囲(系統数)と料金が明確か

家系図の料金は、調べる家系の数(系統数)で変わります。「1系統いくら」「2系統で追加いくら」と料金が明示され、戸籍の追加取得などの費用も含まれているかを確認しましょう。あとから追加料金が積み上がる料金体系は要注意です。

資格と実績|行政書士・司法書士か

戸籍の代理取得を任せたいなら、職務上請求ができる行政書士・司法書士などの有資格者かを確認します。あわせて、これまでの作成実績や口コミも見ておくと、仕上がりの安心感につながります。

個人情報の管理体制

家系図づくりでは、戸籍という極めて重要な個人情報を預けます。プライバシーマークの取得など、個人情報の管理体制が整っているかは必ず確認しましょう。預けた戸籍の返却や廃棄の方針が明示されているかも大切です。

納品形式|製本・データ・巻物

仕上がりの形式は業者ごとに違います。冊子・額装・巻物・掛軸・データ納品など、希望の形に対応しているかを確認します。仏壇に飾りたいのか、データで保管したいのかによって、選ぶべき業者が変わります。

戸籍を超えた調査・サポートの有無

「ご先祖をできるだけ深く知りたい」なら、戸籍だけでなく古文書や現地調査まで行う業者を選びます。逆に「戸籍の範囲で十分」なら、調査範囲を絞って費用を抑えられます。完成後の修正対応など、アフターサポートの有無も見ておきましょう。

依頼前に確認したい注意点|見積もりと追加費用

業者を絞り込んだら、契約前に次の点を確認しておくと安心です。

とくに「安さ」だけで選ばないことが大切です。極端に安いプランは、調査範囲がごく狭かったり、装丁が別料金だったりすることがあります。総額でいくらになるかを、内訳まで確認して比べましょう。

自分で作る選択肢|家系図エディタという手も

代行は手間がかからず安心ですが、「相続人を整理したい」「家族の記録として残したい」だけなら、自分で作るほうが費用を抑えられます。直系の戸籍は本人が取得でき、作図も無料の家系図エディタで行えるからです。

本サイトの家系図エディタは、登録不要・無料で使えます。親子(実線)・配偶者(二重線)・養子(破線)・離婚(二重斜線)の関係線を選んで引くだけで、正しい記法の家系図に仕上がります。和紙・免許状風のテンプレートで、仏壇に飾れる和風の一枚も作れます。

終活や相続の全体像から家系図を整理する流れは、終活・相続のための家系図で解説しています。

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まずは自分で家系図を作ってみる
戸籍から相続人を並べて作成
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「戸籍は自分で集めて、調査の難しい部分だけ専門家に頼む」といった使い分けもできます。まず自分で作ってみて、難しいと感じた範囲だけ代行を検討するのも、賢い進め方です。

家系図作成代行・行政書士の選び方まとめ|要点の整理

代行を選ぶ判断基準は、資格の有無そのものではなく「戸籍を超えてどこまで調べ、どう仕上げてくれるか」にあります。職務上請求ができる有資格者かどうかは調査範囲や納期に関わる一つの目安にすぎず、個人情報の管理体制や納品形式との兼ね合いで総合的に見るべきものです。逆に「相続人を整理したい」「戸籍を自分で集められる」という場合は、無理に代行を選ばず、まず自分で作ってみて難しい範囲だけ専門家に相談する進め方でも十分に納得のいく家系図を残せます。

よくある質問

家系図作成は行政書士に頼まないとできませんか?
いいえ、家系図の作成そのものに資格は必要なく、誰でも作れます。過去の裁判でも資格がなくても行える業務だと示されています。ただし、依頼者に代わって戸籍を職務として取得する「職務上請求」ができるのは行政書士・司法書士・弁護士などに限られ、これも受任した業務に必要な範囲に限られます。自分や直系の戸籍は本人が取得できるため、自分で集めれば有資格者でなくても家系図は作れます。
家系図作成代行を選ぶときのポイントは?
料金だけで選ばず、5つの軸で比べるのがおすすめです。(1)調査範囲と料金が明確か (2)行政書士・司法書士などの資格と実績があるか (3)個人情報の管理体制が整っているか (4)希望の納品形式に対応しているか (5)戸籍を超えた調査やアフターサポートがあるか。総額の内訳まで確認して比較しましょう。
代行業者に戸籍を預けても大丈夫ですか?
戸籍は重要な個人情報のため、プライバシーマークの取得など管理体制が整った業者を選ぶことが大切です。預けた戸籍の返却や廃棄の方針が明示されているかも確認しましょう。不安があれば、戸籍は自分で取得して作図だけ依頼する方法もあります。
家系図は自分で作るのと代行に頼むのとどちらがいいですか?
相続人の整理や家族の記録が目的なら、自分で作るほうが費用を抑えられます。直系の戸籍は本人が取得でき、家系図エディタで無料で作図できるためです。一方、戸籍集めや古文書調査の手間を省きたい、本格的な巻物に仕立てたいという場合は代行が向いています。まず自分で作ってみて、難しい範囲だけ依頼する使い分けもできます。
家系図作成代行の費用はどれくらいですか?
調査範囲(系統数)で変わり、1系統あたり4〜20万円ほどが相場です。巻物や掛軸に仕立てると、調査費込みで総額30〜100万円以上になることもあります。くわしくは費用の記事で内訳を解説していますので、あわせてご確認ください。

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家系図マニア

祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。