家系図を神棚・床の間に飾る|和風の設えと飾り方

先祖代々の系図は、床の間なら掛軸、神棚まわりなら額装が最もなじみます。飾る向きは縦長、時期はお正月やお盆などの節目に合わせるのが基本です。調べてまとめた家系図を、引き出しにしまっておくだけではもったいないものです。神棚や床の間といった和の空間に飾れば、家のつながりを日々感じられ、来客や親族にも先祖への敬意が伝わります。
仏壇まわりに飾る方法や過去帳との違い・マナーは仏壇・神棚に飾る家系図で、掛軸・巻物の仕立ては巻物の家系図でくわしく扱っています。
目次
家系図を神棚・床の間に飾る意味|家のつながりを設える
神棚や床の間は、家の中でも格の高い、改まった場所です。ここに家系図を飾ることには、次のような意味があります。
- 先祖への敬意を表す — 代々続いてきた家のつながりを、敬う気持ちとともに掲げます。
- 家族へ受け継ぐ — 子や孫が日々目にすることで、自分のルーツを自然に意識できます。
- 来客へ家の歴史を示す — 床の間は客間の見せ場。家の由緒を品よく伝えられます。
床の間は本来、掛軸や花を飾って季節やもてなしを表す場所です。そこに家系図を掛ければ、家の歴史そのものを設えとして表現できます。
神棚・床の間に飾る家系図の仕立て|掛軸・額装

和の空間に飾るなら、紙のまま貼るより、仕立てを整えると見栄えがします。代表的な仕立てを押さえましょう。
| 仕立て | 向いている場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| 掛軸 | 床の間 | 床の間に最もなじむ。季節で掛け替える設えにも合う |
| 額装 | 神棚まわり・壁 | 埃や日焼けから守りやすい。洋間にも合わせやすい |
| 巻物 | 保管+ときどき展示 | 普段は巻いて保管し、改まった日に広げて飾る |
床の間に飾るなら、和の空間に最もなじむ掛軸が王道です。神棚まわりや壁に飾るなら、保護しやすい額装が扱いやすいでしょう。掛軸・巻物の仕立てについては巻物の家系図でくわしく解説しています。
家系図を飾る場所とサイズ|床の間・神棚まわり
飾る場所によって、ふさわしいサイズや向きが変わります。設えの目安を押さえておきましょう。
- 床の間に飾る — 掛軸として床の間の幅に合わせます。縦長の構図が床の間になじみます。先祖代々を縦に連ねる直系の図が向いています。
- 神棚まわりに飾る — 神棚を遮らない位置に、額装で控えめに。サイズは大きすぎないものを選びます。
- 長押(なげし)や壁に飾る — 客間や仏間の壁面に額で。目線より少し高い位置が落ち着きます。
下の家系図は、床の間に飾ることを想定した先祖代々の直系系図の例です。初代・二代の当主夫妻は故人として二重枠で、親子は実線、配偶者は二重線で描き分けています。代々のつながりが縦に連なり、床の間の縦長の空間になじみます。
家系図を飾る時期|お正月・お盆・法事
家系図は一年中飾っていても構いませんが、節目の時期に合わせて飾ると、家族や親族と先祖を偲ぶきっかけになります。
- お正月 — 年神様を迎える改まった時期。床の間の設えとして家系図を掛けると、家のつながりを新年に感じられます。
- お盆 — 先祖を迎える時期。仏間や床の間に飾り、家族で先祖に思いをはせます。
- 法事・命日 — 親族が集まる日に飾れば、故人と家の歴史を共有できます。
床の間は本来、季節で掛軸を掛け替える場所です。普段は巻物で保管し、改まった日に広げて飾る、という使い方も和の作法にかなっています。終活として家族に残す観点は終活・相続のための家系図でも扱っています。
和風テンプレートで飾る家系図を作る|エディタで仕立てる
床の間や神棚に飾る家系図は、和風テンプレートで作ると、仕立てたときの見栄えが整います。本サイトの家系図エディタは、インストール不要で、先祖代々の直系を縦に連ねた系図を作れます。和紙の風合いのテンプレートを選べば、掛軸や額装に仕立てても落ち着いた仕上がりになります。
配偶者(二重線)・親子(実線)・養子(破線)を記法どおりに描き分けられ、故人は二重枠で表せます。作った図は高解像度の画像やPDFに書き出せるので、表具店で掛軸に仕立てたり、額装用に印刷したりできます。登録は不要で、データはお使いの端末に保存されます。写真を添えて飾りたい場合は写真入りの家系図もご覧ください。
家系図を神棚・床の間に飾ったあとにやること
図が仕立て上がったら、飾って終わりにせず、次の点も済ませておくと安心です。
- 飾る前に家族・寺社の慣習を確認する — 神棚まわりや仏壇との位置関係は、地域や宗派で考え方が異なります。迷う場合は一言確認しておきましょう。
- 季節や法事に合わせて掛け替える — 床の間の掛軸は本来、季節や催しで掛け替えるもの。普段は巻物で保管し、お正月やお盆に広げる運用も検討してください。
- 同じ図をデータでも残す — 掛軸や額に仕立てた原本とは別に、書き出したデータを手元に保管しておくと、次の世代が加筆するときに役立ちます。
- 仏壇まわりの飾り方も確認する — 神棚・床の間と仏壇では作法が異なるため、仏壇・神棚に飾る家系図もあわせて確認しておくと迷いません。
よくある質問
家系図を床の間に飾ってもよいですか?
神棚に家系図を飾るときの注意点はありますか?
飾る家系図はどんな仕立てがよいですか?
飾る家系図はどうやって作ればよいですか?
AUTHOR
家系図マニア
祖父の連絡先を探して戸籍をたどった経験から、家系図を作りはじめました。家族のつながりも、歴史上の一族や物語の関係図も、自分の手でたどれる入口にしたいと考えて個人で運営しています。行政書士・司法書士などの資格は持たないため、法的な判断が必要な場合は専門家への相談をおすすめしています。